「マリー・アントワネット」 博多座

teru10162018-09-19


12時〜 5000円 製作:東宝

作曲 シルヴェスター・リーヴァイ
脚本 ミヒャエル・クンツェ
演出 ロバート・ヨハンソン

18世紀のフランス、国王ルイ16世と王妃のマリー・アントワネット貧困に苦しむ民衆を尻目には贅沢な生活をしていた。
舞踏会で、スウェーデン貴族・フェルセン伯爵とひそかなダンスを楽しむ中、貧しい娘・マルグリット・アルノーが飛び込んできて、
悲惨な暮らしを訴えるが相手にしない。
そして、スキャンダラスな首飾り事件に巻き込まれた王妃は市民の怒りを買い、革命の波にのまれ、パリで幽閉される。
断頭台に消えた、ルイとマリー。フェルゼンは嘆き悲しみ、マルグリットは等身大の王妃を間近で見て、何が真の正義かを自分に問いかける。。

10年ぶりの「マリー・アントワネット」 あのときは涼風さんのシングルキャストだった。芳雄くんがフェルゼンだったな。
そして、今回はでなかった山口カリオストロがいた。 詳しい内容は覚えていないのけれど、おおまかな場面は記憶に残っている。
断頭台の大きさにぎょっとしたものだ。 公開処刑だったんじゃないかな。。
出演者も少し変わっているし、演出も変わったのかもしれない。音楽も変わった? 聞き覚えがあるものもあった。MAのCDが見つからない(泣
2007年のパンフレットを見ると(これはあった)、演出が栗山民也さんだった。今回のほうが、出演者が少なくコンパクトにまとまっているような気がする。
もしかしたら時短のためかもしれないね。

マリーとマルグリット、フェルセン、ルイ16世がそれぞれWキャストで、いろいろ観たかったけど自粛。
下の「本日のキャスト」表のキャストで観劇した。どうしても大好きな万里生フェルセンで観たかったので。
玲奈ちゃんは初演ではマルグリット役だったね。今回はマリー。どんどん進化していってる。
ソニンのマルグリットも良かったけど、夏美ちゃんの圧倒的な歌も聞きたかったなぁ。
ルイ16世、童顔の原田くんはなんとなくなじまなかったけど、ルイの幼い感じが出ていて良かったかも。
おなかは肉布団で作っているんだろうけど、お顔も若干丸くなったような気がした。
そして、レオナール(駒田一)ローズベルタン(彩吹真央)コンビは先日まどかぴあで観た”あな恋”からの勢いで。
坂元健児さんは真面目な役でちょっと物足りなかった。 
吉原光夫さんも舞台人だから他の露出は少ないけど、舞台で輝入ているなぁ。
かなみちゃんはランバル公爵夫人。乳母みたいに子守をしていたような。。。
マリーと一緒に登場するとどっちがどっちかわからなくなる。
それにしても、花總さんは若い!(パンフレットだけ見て) 歳を調べてびっくりした。
女優さんってすごいなぁ。ちなみに宝塚で年令はタブーらしいw

いろんな視点からフランス革命を書いたものを観てきたけれど、
マリーアントワネットその人ずばりはやはりこの作品だな。
どんな作品でも主役になりうる大きさ、深さ、そして愚かさと哀しさを兼ね備えている。
ああ、花總マリー、夏美マルグリットも観たかったなぁ。