「ユビュ王」福岡市中央市民センター

2019年6月19日(水)

19時~ 演劇書を読む会

著 アルフレッド・ジャリ(フランス)

1896年パリのウーブル座で初演し、同年刊。

初演では「糞たれ!」という開幕の第一声がスキャンダルを起した。
悪意に満ちた卑劣なユビュ親爺が、王位を簒奪してやりたい放題の限りを尽くすが
追放され、諸国を放浪するという物語。

上演後「ユビュ王」は社会現象となり、特に、この戯曲全体にみられる
欲望の解放、人間の愚劣、不条理の具体的表現などが
シュルレアリストたちの称賛を受けて、
1920年代から30年代のシュルレアリスム演劇の先駆的な作品と評された。
今日では、不条理演劇の開拓者とみなされ、現代演劇の先駆と認められている。

アルフレッド・ジャリ〕(1873年9月8日 - 1907年11月1日)
フランスのブルターニュ地方に近いマイエンヌ県ラヴァル生まれ、
悪趣味と退廃に満ちた生活を送り、アルコールや薬物のために結核が悪化して、
パリで34歳で死去した。
(薙野さんのレジュメより)

戯曲だけでなく、ジャリの生い立ちや上演に至るまでの話し、
上演後の反響などを評した本を薙野さんがコピーしてきてくださっていた。
彼の変人な部分や上演後の驚くべき社会現象などなどを面白く読んだ。
日本人だったらこういう反応をするだろうか?

シュルレアリスムのイメージは超現実主義と訳されているので、
非現実的で不条理なもの?という感じだった。しかし、
このユビュ王は内容は破天荒な芝居であるが、筋としては普通であったので、
どの部分を指すのかよく分からなかった。
いずれにしても個人的には受け入れがたい演劇の部類かなあ。
でも、演劇としては評判になるのは悪くないような気がする。

いつものように雑談が大半を占めていたけれど、薙野さんがなぜこれだけ
演劇を研究しているのかは、どこに演劇の面白さがあるか知りたいから。
なのだそうだ。だから舞台も観るし、本も読む。すごいなぁ。。
エンタメから入って、楽しいばかりで演劇を観てきた私には想像もつかない。
本当に尊敬しています。
お手伝いができたらいいけれど、その力がないのが悔やまれる。

次回は8月21日、今日と同じ中央市民センターで開催予定。
課題書は、熊川哲也著「完璧という領域」

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