「浜辺のアインシュタイン」 福岡市立中央市民センター

2022年7月21日(木)

18時45分~ 演劇の映像を観る会

曲:フィリップ・グラス
演出:ロバート・ウィルソン

2014、全4時間24分から2時間抜粋
  https://en.wikipedia.org/wiki/Einstein_on_the_Beach
オペラ「浜辺のアインシュタイン Einstein On the Beach」は、
アメリカを代表する作曲家、フィリップ・グラスの代表作の一つで、
「サチャグラハ」「アクナーテン」を含めた"オペラ三部作"の最初を飾る作品です。
1976年に作曲され、グラスが「原子爆弾と科学者アインシュタインの関係を描いた」
と語るこの歌劇は、4時間を越える長さだがドラマティックな展開が
あるわけでもなく、特定の主人公もいるわけでもなく、
ひたすら美しく単調な音楽に乗って、神秘的なダンスが繰り返されていく
という前衛的な内容で、作品の持つ特異性も含めて、
なかなかきちんとした上演を見る機会を持てないことでも知られています。
(薙野さんのレジュメより)

私のオペラのイメージは歌だった。それに踊りが加わるとミュージカル。
そんな単純なものではないと思うけれど、この作品は言われなければ
オペラだとは認識できなかっただろう。
まず、シンプルで地味な舞台と衣装、単調な繰り返しの動きの組み合わせ。
コンテンポラリーダンスとも違う、何かを表しているのだろう、
高い飛び込み台の上で四角い明かりをもてあそぶ少年、
前後に歩いて戻る女性、少しづつ軌道は変わっているけれど。
指揮者のような棒で不思議な動きを繰り返す男性。
上手から見える蒸気機関車の頭の部分。
バイオリンを弾き続ける男性。
不思議な光景だ。観るのも演るのも体力、気力が大変だろうな。
最初はセリフらしきものがなかったので、パントマイムの舞台のようだった。
徐々に、新しい人物が出てきて、ちょっとにぎやかしい舞台となる。

そして次の場面は法廷??少し人物が多くなって、傍聴人や、
裁判に関わっている人や白い長髪の鬘を被っているのは裁判官かな。
セリフのようなつぶやきのような奇声のような。
英語?だと思うけれど、字幕がないのですじがあまりわからない。
でも、わからないなりに想像たくましくして楽しんだ。
思わず笑うシーンもあった。もしかして喜劇なのかな?

自分では選択しないジャンルなので新鮮な感じの映像の会だった。

映像を観る会ではその場で観る以外にいろんな演劇の映像作品を教えてもらえます。
奇数月の第3木曜日に開催