「リンゼイ・ケンプ 真夏の夜の夢」 福岡市立中央市民センター

2022年9月15日(木)

19時~ 演劇の映像を観る会

・映画「リンゼイ・ケンプ 真夏の夜の夢
(原作:W.シェイクスピア、舞台演出:リンゼイ・ケンプ、1984、1時間21分)

イギリス出身で本国はもとより世界各国で活躍した
劇団リンゼイ・ケンプ・カンパニーのシェイクスピア原作の舞台
真夏の夜の夢」の映画版で、スペイン・イギリス合作の16ミリカラー映画。
舞台製作、セット・デザイン、衣装:リンゼイ・ケンプ、デイヴィッド・ホートン。
映画版の監督・脚本:セレスティーノ・コロナード。
出演はリンゼイ・ケンプ、マヌエラ・ヴァルガス、インクレディブル・オーランドほか。
<リンゼイ・ケンプ>
1938-2018。イングランド・チェシャー生まれ。
イギリス出身の舞踊家、俳優、教師、マイムアーチスト、振付家
薙野さんのレジュメより

作品は映画だったけれど、舞台装置を思い起こさせる作りで、
ところどころ映像加工が加えられていた。
古い作品で画質は荒かったけれど、雰囲気はよく出ていた。
真夏の夜の夢」はなんどか舞台でみたことがあるし、漫画の「ガラスの仮面
でも、マヤたちが行った野外劇でのそれがすごく印象に残っていたので、
そのイメージで観始めたけれど、表現方法が独特で少し驚いた。
リンゼイ・ケンプは妖精パック役だったけれど、パックは小さい子供の妖精の
イメージだったので、ちょっと・・・・
たくさんの登場人物が惚れたの騙されたの喜劇でまあまあのおもしろさ。
この作品では衣装がエロチックで、同性愛の美少年などが可愛くて
その部分はとても気にいった。グロテスクな被り物もあったけどね。
最初と最後のクモの巣のような演出が独特で興味をひいた。
ジョニーデップの映画の雰囲気や作りと似ていたような。

舞踏家の松岡涼子さんがお見えになっていて、鑑賞後に少しお話しをさせて
いただいたけれど、彼女の話ももっと聞いてみたかった。

「演劇の映像を見る会」は原則として奇数月の第3木曜日に開催しています。