「ベイビー・ブローカー」 映画

2022年7月16日(土)イオンシネマ大野城 

14時半~  1100円

脚本・監督 是枝裕和

万引き家族」の是枝裕和監督が、「パラサイト 半地下の家族」の
名優ソン・ガンホを主演に初めて手がけた韓国映画
子どもを育てられない人が匿名で赤ちゃんを置いていく
赤ちゃんポスト(ベイビー・ボックス)」を介して出会った人々が
織り成す物語(映画紹介サイトより)

カンヌ国際映画祭で受賞したということを受けて、内容も併せて
とても興味深いと思った。
赤ちゃんポストは熊本の病院で実施されている。
正式名称は「こうのとりのゆりかご
そこまで詳しくはないけれど、出産前診断なども含めて、出産子育てには
女性として非常に関心がある。身近には不妊の人も多い。

暗い気持ちで観始めたけれど、育てられない若い母親をはじめ、ブローカーの
悪意の少なさ、やさしさ、子供の無邪気な様子、警察の温情などなど、
意外にほっこりした気持ちになったのは希望の光を見たせいかな。

ソン・ガンホは期待どおりに良かった。半地下より当たり役だったかもしれない。
赤ん坊をあやしたり、ミルクを飲ませる様子がほほえましかった。
イ・ジウンはとても可愛かった。女性は若くても母親の気持ちにはなれるものだ。
ペ・ドゥナら二人の刑事はちょっと滑稽だったけど、いいキャラクターだった。
いろんなものを食べるシーンが美味しそうでおなかがすいたw
施設から逃げだした子供は役者名はわからないけれど、上手だった。
どんな境遇でも子供は生きていけるものだな。少しの助けで。
カン・ドンウォンは好きな役者だった。これからも活躍するだろう。

字幕だったけど、調子よく見れた。韓国映画は比較的わかりやすい。
また機会があれば観てみたい。

キャスト
ハ・サンヒョン      ソン・ガンホ
ユン・ドンス        カン・ドンウォン
アン・スジン        ペ・ドゥナ
ムン・ソヨン        イ・ジウン
イ刑事              イ・ジュヨン