「プール」 映画 

teru10162009-11-04

1000円  
レディースデイ、「かもめ食堂」、「めがね」に引き続き、小林聡美もたいまさこ出演作品! てっきり同じ監督かと思ったら違う監督だった。 でもスタッフは同じらしい。 ネット評は芳しくないけど、あたしは好きだったな〜  日本に娘のさよ(伽奈)を残して京子(小林聡美)はタイのチェンマイに移り住む。 4年ぶりにチェンマイに遊びにきたさよは母の様子を見てなじまない自分を感じる。 京子の周りの人たち、手伝いの市尾(加瀬亮)、オーナの菊子(もたいまさこ)、タイの子どもビー(シッティチャイ・コンピラ)はそれぞれに問題を抱えているが、みんな明るく互いを思いやっている。 プールの周りに集い歌ったり、食べたり、気球のようなものをあげたりしていくうちにさよの心は変わっていった。 癒しだけの話しではなかった。 おきざりにされた娘の心がイタイ話しだった。 子が離れていって親がイタイ思いをするのはあたりまえ、でも逆はいけないって誰が決めた? こんな親子があっていいかも。 ビーはまた違う。 親子とも望まないのに離れ離れに。 国がいけない、やっぱりつらい。 日本は嫌な事件も多くて住みにくくなっているけど、まだ家族の場所があると思う。 小さなさざなみが毎日のようにうねうね。 そんな毎日に疲れたときこんな映画を見るとほっとする。 状況がわからないことがたくさんあったのだけど、わかりやすいだけがいいことではないだろう。 いろんな想像をしてふくらませていける作品もあっていいと思う。 げらげら笑えるもの、感動で涙涙のもの、手に汗握るアクションもの。 いろんな映画があっていろいろその日の気分にあわせて観る。 あたしの見方はそうかもしれない。 今日は気分と作品がばっちり合って最高だった。