「ぺてんばなし」 ももちパレス

teru10162010-09-16

19時〜 5000円  トム・プロジェクトプロデュース  
シアタークラブのラインナップ、おもしろそうだと思ったけど、木曜一日限りという企画には不満。 まあそれも会員が増えたらもっと公演数も増やせるのだろうけど。 さて久しぶりのももちパレス。 座席は3列目センターで絶好のポジション。 セットは普通の戸建ての家のリビングダイニングキッチン&和室といった感じ。 キッチンの小物がリアル、冷蔵庫にマグネットが2,3個。 右の和室には仏壇がどーん。 正面廊下外が庭という雰囲気。 お話は。。蕎麦屋の次男の桜庭義郎(モト冬樹)は貧乏な役者、父親の様態が悪いことを聞いて、今のうちに分け前に預かろうと実家に帰宅。 蕎麦屋のあとをついだ長男晋作(高橋長英)とは気があわずけんかばかり。 晋作は住み込みのバイト瑠璃子山田まりあ)の霊的な話に言いくるめられて、娘の夢(大塚麻恵)と蕎麦屋の店員順次(龍坐)の結婚に反対し続ける。 夢は義郎に助けを求めるが、晋作と瑠璃子にはかなわない。 そのうちに蕎麦アレルギーだったらしい、父親は死亡。 その原因にも不審な思いを持った義郎はいろいろ探りを入れてみるも真実がわからない。 どうにも状況証拠が順次が殺害犯人と示している。 ラストの30分で話が2転3転! あ〜やっぱり! と納得してすぐそのあとに、うそー!という展開で。 もう何がなんだか(@@) 現実ではありえないくらいの展開だったけど、引き込まれる話でとてもおもしろかった。 義郎の彼女恵美(岸田茜)も含めて女の子は若くて可愛い子ばかり。 男性は渋い中年以上? 味わいがあって若い子との調和が良かった。 ちらしをみて、誰もが思う(^^;) か、髪の話は出るかな? と思ったら、めちゃくちゃクローズアップされてて苦笑というかなんというか。。 デリケートな問題でも笑いにしてしまうのは役者のサガなのか、いやーすごいですわ。 作・演出の中津留さんが「わざわざ騙されにいらっしゃってくださってありがとうございます。騙す方も騙されるほうも結局遊び心が大切なのではないでしょうか。それが人としての心の豊かさだと思います。」と書いている。 演劇に限らず生活していく上で思い当たることもあり、心の余裕ということを考えた作品だった。 家族しかり、友人しかり、苦手な人しかりでございます。