「ドッペル横丁の長い夜」 大博多ホール

18時半〜 1200円(めるまぎゃ。割)  劇団ぎゃ。
作・演出 中村雪絵

劇団創立10周年記念第6弾(これで最後)、やるなぁ〜〜
今回はその出演者が豪華なことと、楽しそうな雰囲気がぷんぷんする♪

ドッペル横丁は行方不明になった人間が集まる想像の世界、夢の竜宮城。
自分の存在を否定された者たちがここで楽しく集い、遊ぶ。
いなくなった母を探しにやってきた伊智子(長沼里佳)は
喜劇の女王(中村雪絵)謎の講談師(中島荘太)らに「捜索者だ!」と忌み嫌われながらも
母を探して、いつの間にか・・・・

最後の展開はまるで浦島太郎のようなイメージだった。
現実逃避は自ら向かう者と意図せず向かう者がいるのかも。
辛い現実に目をそむけないで生きていかなきゃというメッセージだったのかな〜
いや、ともかく楽しく生きるべきだということなのかもね。

それにしてもウインドアンサンブルプログレスという音楽バンドの演奏に乗って
華やかな衣装の出演者が躍る、歌う♪ ミュージカルばりの舞台をすごく楽しんだ。

ぎゃ。+客演のメンバーがとても個性的で味わい深かった。
主役の長沼嬢はすごいね、割に地味な役だったのに目立っていた。
嘆きの道化師(松井脩)に抱き付いて包丁を突きつけるシーンははらはらしてしまった。
あれって本物の包丁だよね?^^;
母のような人(足立万実)もいい。器用な役者さんだと思う。
他のネーミングも面白いので全部書いておこうw
人攫いの鬼(ケニー)
皆の看板娘(ぽち)
若作りの踊り子(富田文子)
NPOの職員(三坂恵美)そのまんまやんw
世直しの先生(重松順子)
そして20年後の伊智子の妹双葉にこふく劇場のあべゆうさん。ラストを盛り上げた。


これからも応援します。雪絵さん、結婚してもやめないでね(^^)v