「左様なら王」 甘棠館Show劇場

18時〜 5000円(Tシャツ付き、最前列券) 劇団ぎゃ。


解散公演である。初めてぎゃ。を見たときはまだ二十歳過ぎたばかりのお嬢さんばかりだった。
時々歌ったり踊ったりと、ミュージカル風な仕立てが楽しくてずっと見てきた。
シアターポケットで見たのが初めてだったかな。「キッカリ2016回」
このあとに観た「裏庭」がすごくステキだったのを思い出す。
あれも良かった、これも良かったと思いつつ、本編作品へと。

ある国には王様がたくさん、彼らからいろんな用事を一度に頼まれるジャスパニオ(三坂恵美)
あるとき三人の魔女たちがささやく、あなたは本当の王に会ってこの国の王となる方だと。
本当の王?はいた(中村雪絵)でもヒッキーで周りとなじまない。
。。とこれらの話は物書きハンス(三坂恵美)の話。 
現実と空想が入れ混じり、ハンスと月(中村雪絵)の会話が生々しい。
ぎゃ。の今までの作品をたどりつつ、未来へ向けてのエールを行う。

月にヒントをもらった話を思い出しつつ、書けない、書けないとあせるハンスは
雪絵ちゃん自身を模したものか。 大変だったんだろうな〜 もうこれから書かないのかな。。

いつものようにステキな衣装の数々、最前列なので細かい仕様まではっきり見える。
アンシンメトリーは落ち着かない印象を与えつつも目を引く。きららもよくこういう感じのものを作るね。
可愛らしい王冠はゴムで止めるもの。ハンスの凛々しいスーツ姿に萌え。魔女3人が妖しすぎる。
シンプルな小道具のひとつにキャスター付きの椅子。座ったまま移動ってw← そういえば会社でよくやるわ。

カーテンコールでは役者だけでなく、スタッフや昔の仲間たちも舞台上に上がって挨拶。
なつかしい顔ぶれがそろう。きっとここに来れなかった仲間もいるのだろう。

フリマで過去に使った衣装や小道具等を格安で販売してた。
ゆっくり見れなかったけど、演劇人には使えそうなものも多かったのでは。
頂いたTシャツは今までの公演名を印刷した可愛らしいデザインのレモンイエロー。かなり可愛い♪
物販のブロマイドを数枚買ったら、ぎゃ。賞が当たった。
富田さんお手製の組みひものかんざし〜〜 髪がないので使えないけど、大切にします。
秀逸はチケット!いつも凝ってるんだけど、今回のプレミアチケットはものすごい。

千秋楽だったので大勢のお客さんと劇団員のふれあいが賑やかで微笑ましくもちょっと悲しい思いがしたな〜ホロリ

他出演者 富田文子、足立万実、長沼里佳、小柳緑子、横山祐香里