2017.11月落語茶屋ソネス 番外「特集 小泉八雲-Lafcadio Hearn-の世界」 カフェソネス

teru10162018-08-07


20時半〜 1,500円(ワンドリンク付)

8月は怪談シリーズ! 猛暑の中、少しでも涼しく。。。なるのかなぁw
テーマは小泉八雲(ラフカディオハーン)

一、「赤い婚礼」「博多にて」 椿亭 豆猫/酒瀬川真世

いつもはクロキ席亭の作品を巻紙にしたためたものを読む豆猫姐さん。
今回は半紙に書かれていた。これもかっこいいなぁ〜〜♪
「博多にて」は情景というか幻想的な回顧録のような、ハーンの心内を解釈しながら宇宙的な景色が広がる、
やや眠たいものだった。 「鏡」の話しは少し目が開いたけれど、その考察も私には難しかった。
お子を産んで初高座の豆猫さんのゆらゆらとした声を心地よく聴いた。
うってかわって、「赤い婚礼」静かな声の中にも凛とした男女の心中話し。
落語ならばアレンジされて笑えるものになるのだろうけど、最後まで緊張の糸が途切れず壮絶なラストにたどり着いた。
ひきこまれた。

一、幕間歌謡「Lafcadio Hearn 的世界観」 タケダ2000GT

高田わたるの「ブラザー軒」を披露。

七夕の日、ブラザー軒に氷水を食べにきた娘と父親の幽霊。
仙台にあった老舗のブラザー軒はもう閉店したらしいけど、昔なつかしいお店の風景が目の前に広がる。
怪談繋がりでこの歌になったのだったか忘れてしまったけど、聞いているとハーン的な感じがするかな。
お祭りは楽しい反面、物悲しい感じがする。お盆近くに夏祭りが開催されるからだろうか。
胸にジーンとくる歌だった。

一、「守られなかった約束」「守られた約束」痛風亭 本物/山下 晶

後添えを取らないと言った約束を守らなかった男。義弟と必ず9月9日に帰ってくると約束しそれを守った男。
守るのも破るのも紙一重。人生、決断を迫られるときはある。守ったから良いのか、守らなかったから悪いのか。
そう一概には言えないところが人間のおもしろいところかもしれない。
人生最期のときに後悔のないように生きるのが大事なのだろうな〜

豆猫さんと小湊倫子ちゃんのお子、そして観客席にも数名のお子が集結してびっくりした。
途中でぐずるお子もいたけれど、とても和やかに進んだソネス落語会、ああいいなぁ〜〜
こういう表面的には覚えてないであろう深い記憶が子供には大切だと思う。

次回は9月4日ですよ〜♪