2024年2月7日(水)
11時~ 5500円 製作 松竹
一、江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)
色男で道楽者の下級武士神谷芳之助の恋人が、
何者かによって惨殺される。肩には鋭く咬まれたような傷があった。
明智小五郎は、それらを同一犯の犯行とにらみ、人を食い殺す
“人間豹”の仕業と見極める。次の狙いが自分の女房であると
わかった明智は、人間豹・恩田乱学に敢然と立ち向かう。
(公式サイトより)
面白い演目だった。歌舞伎でやるのには最高なんじゃないかな。
こういうおどろおどろしい作品は歌舞伎にうってつけだ。
人間豹のメイクが最高だね。ボンボンの芳之助と2役の染五郎丈が
鮮やかに入れ替わり立ち代わりで演じるのを観るのが楽しい。
かつては恩田乱学を演じた幸四郎丈が明智小五郎の名演技。
舞台はこうやって引き継がれていくんだな~
ラストの斜めに大凧で宙乗りをする恩田、なんと3階席上手の
私の席の前に飛んできて数十センチメートルの近さに!
思わず叫んでしまったのは私だけではないので。。。笑
また明智小五郎を読んでみたくなった。
明智小五郎 松本幸四郎
恩田乱学/神谷芳之助 市川染五郎
芸者お甲/女役者お蘭/明智の女房お文 河合雪之丞
目明し恒吉 大谷廣太郎
老婆百御前 片岡千次郎
小林屋新八 澤村宗之助
居酒屋主吾兵衛 松本錦吾
与力畔柳半左衛門/蛇娘お玉 市川高麗蔵
二、鵜の殿様(うのとのさま)
西川右近の振付により「名古屋をどり」にて初演された狂言仕立ての松羽目舞踊
盛夏の季節。とある大名が暑さをしのごうと、家来の太郎冠者へ
「鵜飼」という涼の遊びを披露するよう命じます。
早速、鵜飼の由来を語る太郎冠者。腰元たちを鮎に見立て、
鵜が鮎を捕る様子をみせますが、やがて大名も鵜飼遊びの真似事に加わります。
そこで太郎冠者は、鵜飼をよく知らない大名に鵜の役を、
自身は鵜匠となって、鵜飼ならではの漁法のやりとりを指南するのですが…。
(公式サイトより)
舞踏の時はうとうとすることが多いのだけど、今回は楽しかった♪
一応、イヤホンガイドは借りるのだけどそこまで難解なセリフは
なかったような気がする。
軽快なリズムに乗った舞踏で腰元たちの可愛さも引き立つ。
鵜飼は近くでは日田で行われている。もう長いこと見ていないけど、
今年は見にいってみようかな。
太郎冠者 松本幸四郎
大名 市川染五郎
腰元 河合雪之丞
腰元 澤村宗之助
腰元 市川高麗蔵
とても楽しくて見ごたえのあった歌舞伎舞台だった。