「瞽女(ごぜ)さ、きてくんない」ももちパレス

teru10162007-10-10

18時半〜 市民劇場月会費1800円  劇団文化座
瞽女とは明治から大正時代に活動していた盲目の女旅芸人のことらしい(初めて知った)それは身体の不自由な女が女郎にならないための必死な対策だったのだろうか。それにしても瞽女の環境は厳しい戒律や掟があり、自由ということばはほとんど皆無であったと。病気で簡単に死んでいたあの時代。病気で眼が見えなくなることは結構あったのだな。左右の壁にかけてある、絵馬に「め」「目」「眼」と書いてあったのが悲しかった。そういう瞽女の世界で生きてきた女たちを演じようという心意気が文化座にあるということだ。なくなりつつあるものを継承するのは文章や写真の他、演劇もとても有効なのではないだろうか。戦争や原爆の映画や本も多い。そして演劇もそうだ。若い(30代以下)と思われる役者もたくさん出演している。市民劇場の会員ははどうしても年齢層が高めになっているが、もっと若い人にも見てもらいたい舞台がたくさんあるような気がする。もっと増えないかな〜もっと若い人が増えると内容も変わっていくと思うのだが。。来年の演目の候補として数十の演劇があがっているが、全体的に新しい劇団がほとんどない。それはそれで濃厚な舞台が観られるということだが、若い感性を前面に出す劇団も呼んでほしいな〜とちょっと思う。次回例会は12月無名塾の「ドン・キホーテ」興味がある方はお声かけください(^^)