「羅紗面天麩羅」 SHANGHAI Noodle Factory 

teru10162010-12-10

19時〜 3000円  劇衆上海素麺工場
野多目に本拠地があるのは聞いていたけど、バス亭も近くにありなかなか交通の便もよさそうなところだった。 私は近いので自転車で行ったけど。 普通の木造の建物の2階。 30〜40名キャパの天井も低い場所。 ちょうどばぁくうの以前のアトリエ戯座のような感じ。 手作りっぽくてすごく身近で演じられる。 観客は普段の劇場で見かけるような人とはちょっと違う感じ。 若い人から年配まで幅広い。 そうそう赤ちゃんもいたw 演劇というよりは舞踏&朗読パフォーマンスといった感じだろうか。 「血ん穴」古賀忠昭著、の朗読と上杉らの舞踏で一種独特の世界を表現する。 気持ち悪いし恐いんだけど惹かれる。 そういう感じ。 この「血ん穴」ってのがまた生々しくて、キーワードがのべつまくなし繰り返される。 異常な性描写だったり変態の世界感だったり。 「母のまたぐらん中」「血」「潟」「ジゴ」「目ん玉」「臭かった」・・・ こういう場所でもなけりゃ禁止用語で止められそうな勢い。 ジゴなんて何十年ぶりに聞いたか。 車椅子に座ってオカマを被っている女(上杉満代)とそれを押して朗読する男(支那海東)ひとしきりのパフォーマンスのち女性3人(ラヴィ、市川蜂子、喪河燐寸子、眼帯付き)の怪しげな舞踏。 +イロモノの男子(スバル高須) わ、こういうのってTVの中のお笑いだと思ってたよ(^^;) 舞踏に関してはやはり上杉さんは群を抜いている。 表現力が尋常ではない。 3人の女性はまだ若いのでそれだけで匂いたってたけどw 「血ん穴」は入り口で販売されていたが買って読むとなんだか落ち込みそうな感じがしてとどまった。 もう少し気力がないとだめだ。 壮絶な内容をさらりと見せてくれる上海素麺工場はすごい。 終演後の飲み会に参加したかった、というか支那海さんと話したかったけど、鼻炎がものすごくて断念。 次回は体調のいいときにまたアトリエ公演を鑑賞したい。