「アンタガタドコサ 〜Self-portrait IDENTITY〜」 ぽんプラザホール

teru10162011-04-15

19時半〜 2000円 グレコローマンスタイル
DDシアターは確か3回目? 今回はDD(ドラマドクター)に太陽族の岩崎さんを迎えての作品。 舞台はとある産婦人科の待合室。 今風に作ってあって本物っぽい。 中央上部にちらしと同じ、チャップリン風な山下さんの写真が象徴的。 妻の出産を自分の故郷であるここ熊本でさせようとした夫、山崎(西田優史)、九大の教授だったか? と、もう一人の産婦の夫、平野(山口浩二)との会話から入る。 そこへなぜか山崎を次期市長(知事だっけ?)に擁立しようと友人だった福田(鶴賀皇史朗)らが熊本弁ばりばりでやってくる。 かみ合わない会話、産婦人科に不釣り合いな会話。 そこへ、福岡の妻の実母と実姉がなぜだか乗り込んできて。。。。   話は結構ひっちゃかめっちゃかだったのだけど、熊本弁の応酬や、設定のおバカ具合が面白くて、とても楽しめた♪ 出産と選挙という、まったくありえない組み合わせが意外なおもしろさを醸し出していたと思う。 私も熊本人の知り合いはたくさんいるのだけど、結構両極端で山崎風なおっとりタイプと福田風なちょっと落ち着けタイプwがいる。 でもどの熊本人も素朴でいいんだよな〜〜 結構たくさんの出演者だったけど、どのキャラも味があってすごく楽しめた。 やっぱり好きだったのは山崎の妻の親でもあり、前熊本市長(知事だっけ?)の妻、汐湯房枝(面谷郁子)。 その娘、芳美(坪内陽子)もすごい・・・ 男性人もとてもよかったのだけどすっごく印象に残るのは女子なんだな〜・・・ 汐湯親子、ナースの古閑(中村公美)うん。 福田の子分的存在の瀬上(瀬口寛之)と林田(国武彰)はお笑い担当、真っ赤なジャージでちんぴら風な物言いははっきり言って怖いですw 山崎は問いかける 。自分へ、そして先輩である病院長の船場(山下晶)へ。 自分は今後どうしていきたいのか、どうすべきか。 IDENTITYをどう保っていくのかは現代に住む人類全員への問いかけかもしれない。 私も考える、自分を。