19時〜 2000円 最新旧型機クロックアップ・サイリックス
作・演出 川原武浩
クイズで「YES、NO」を選ぶやつはいろいろある。何が面白いってそのかけひきなんだよな。
まさにそんなオープニングから始まった「二者択一」
それに詳しい人についていこうとする姑息なやつとか、自分の考えを信じて自滅するやつ。
ピカソ、その人はとても自由に私に混乱をもたらしてくれた。
抽象画は苦手だ。はっきりオブジェだと言いきってくれればいいけど、
「これは〇〇を現している」と言われた日にゃ・・・・
でも、ピカソの色は好きなのだ。原色でぐにぐにしている。歩取りをくっきり黒で描いているのも好み。
舞台上にレストラン風の３つのテーブルとそれぞれ２脚の椅子。
これはまさに「コンタクト」ではないかっ！！！わくわく感がわきあがる。
まさか川原さんがコンタクトを意識したとは思わないけれど、偶然のセッティングに心嬉しい。
わくわく。。。
芸術の中でも私は一番客観性が厳しいと思う絵画。
その作品をこつこつと書いていく男。
オークションでは見向きもされずに引き取り料を請求されるしまつ。
その哀愁がオークション会場での話につながる。
そしてワインの目隠し試飲のシーンには笑った。
伊藤綾さん演じる女のヨッパライ姿がすごく可愛い。
ところで、このワインは本物なのか？
まさかね。。。 だってみんなぐいぐい飲んでいたし。
最後の紙ふぶきも予想していたのでうれしい。
なかなかのおしゃれなお芝居だった。
歌や踊りはほとんどないけど私にはミュージカル的だった。
キャスト
上瀧昭吾
伊藤綾
大渕雄一朗
笹本順子
中島荘太
長岡暢陵
