「キャッツ」 キャナルシティ劇場

2021年10月21日(木)

13時半~  9900円  劇団四季

姪と義妹と3人でキャッツ鑑賞。 観劇経験はほとんだないのだけど、
2人とも猫を飼っていてこよなく愛しているw
これは、誘ってみる価値があるかも?と言ってみたらのってきた。

私はというと猫を飼ってみたいという気はさらさらない。
犬のほうがいいかな~と思うくらいだ。
でも、それとキャッツは別次元だから関係ないのかも。

今日もねこたちは輝いていた。ゴミ溜めで輝くってのもなんだけど、
必死で生きていくことは人間でも猫でも同じだろうと思う。
仲間がいて、生きる目的があって、明るくて、楽しくすごさなければ。
年齢も性別も関係ない。そういうことをこの舞台を観ると考える。
きれいで可愛くて、汚くても一生懸命で、昔を懐かしんでも悔やんでも、
人生は一度きり。

最近はこんなことばかり思っているな~死生観というか。
そういう本も読んでみたい。

 

キャスト
グリザベラ                       織笠 里佳子
ジェリーロラム=グリドルボーン   奥平 光紀
ジェニエニドッツ                 田代 美里
ランペルティーザ                 片岡 英子
ディミータ                       円野 つくし
ボンバルリーナ                   佐藤 友里江
シラバブ                         柴本 優澄美
タントミール                     間辺 朋美
ジェミマ                         平井 佑季
ヴィクトリア                     小島 絵里衣
カッサンドラ                     吉村 菜奈子
オールドデュトロノミー           橋元 聖地
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ           藤田 光之
マンカストラップ                 岩崎 晋也
ラム・タム・タガー               上川 一哉
ミストフェリーズ                 押田 柊
マンゴジェリー                   蔦木 竜堂
スキンブルシャンクス             田邊 祐真
コリコパット                     一色 龍次郎
ランパスキャット                 森 健心
カーバケッティ                   河津 修一
ギルバート                       後藤 旭
マキャヴィティ                   文永 傑
タンブルブルータス               松永 隆志

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「吉本興業史」福岡市赤煉瓦文化館

2021年10月18日(月)

19時~ 演劇書を読む会

竹中功

6月に予定していて中止した「吉本興業史」を緊急事態宣言解除後に開催。

「芸人は商品だ。よく磨いて高く売れ!」
温かかった“ファミリー”は、なぜ“ブラック企業”と指弾された!? 
“伝説の広報”にして組織を知り尽くした男が初告白!!
吉本興業はどこへ向かうのか――?
(公式サイトより)

ずいぶん前に読んでいたので、もう一度ぱらぱらと目を通しておいた。
著者の竹中さんは私と同年代。吉本一筋の方なので、
どんだけ吉本愛にあふれた本かと思ったけれど、
意外に冷静な目で入社以来の会社を見てきたような文章だった。
でも、淡々と書くことでこれからの吉本を応援したいという気持ちが現れていた。
しょっぱなから2019年の闇営業問題でがっつり読者をひきつけ、
本に引きずり込む手腕はさすが、天下の謝罪マスターだと思った。
とても興味深くおもしろい本だった。
当人たちはおもしろいどころではなかったと思うけれど。

今回の参加者は薙野さんと私と劇団道化の制作の中村芳子さん。
こちらも私と同年代で、劇団の話しやそれ以前のプロフィールなど
面白おかしく語っていただいた。
それこそ、波乱万丈の人生を送ってこられてきたようだ。

同年代の輝いている人たちを見るにつけ、自分の最近の状況を
ちょっと情けなく思う。人生100年の時代だ。
残りを計算するよりもう少し前に進まないといけないのではと思い考える。

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「王家の紋章」 博多座

2021年9月16日(木)

19時~  15500円  制作 東宝

原作:細川智栄子 あんど芙~みん
脚本・作詞・演出 萩田浩一
作曲・編曲    シルヴェスター・リーヴァイ

16歳のキャロルは考古学を学び、ピラミッドの発掘をしているうちに、
古代エジプトにタイムスリップしてしまい、そこで少年王メンフィスと
恋におちる。他国の王にも愛されたキャロルはさまざまな困難に襲われる。
キャロルの運命はいかに。

あらすじとしてはこんな感じ。現代とのタイムスリップという部分はとても
おもしろかった。エジプトでの話はよくわからない部分もあり、
たぶん、原作であるコミックをかなり凝縮したものと思われた。
天上天下唯我独尊のメンフィス王をやりこめる部分や、ブラコンのアイシス
滑稽なまでの偏愛は笑えた。

美しい俳優がそろっていたので、目の保養になったなあ。
いいお席から見る、久しぶりの山口さんも懐かしかったけれど、
最近はあまり重要でない役についていて、今回の役どころも?あれ
わき役でも、女官のナフテラ、イズミルの妹ミタムン、部下のルカなどは
個性的で良かったと思う。そうそう、最初にキャロルを助ける、セチくん?
も可愛かった♪ 兄のライアンはちょっと違和感(^^; イケメンだけどね。

役者の中では、やはり神田沙也加ちゃんがずば抜けて光っていた。
歌も上手だけど、彼女の魅力はあの演技だ。小顔なのに舞台で大きく見える。
大好きな女優さんだ。これからも観ていきたい。
それにしても、衣装や舞台がすごくてお金がかかっているだろうなと。
でも、これがミュージカルのだいご味なので私はそれに対価を払う。

いろんなことで公演にあまり行けなくなっているけれど、少しだけでも
自分がほっとできる場所をみつけたいな。


キャスト
メンフィス 海宝直人
キャロル  神田沙也加
イズミル  大貫勇輔
アイシス  朝夏まなと
ライアン  植原卓也
ミタムン  綺咲愛里
ナフテラ  出雲 綾
ルカ    前山剛久
ウナス   大隅勇太
イムホテップ 山口祐一郎
ミヌーエ  松原剛志
セチ    坂口湧久

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「水の駅」 ももちパレス

2021年9月5日(日)

13時~  3500円  主催アートマネージメントセンター福岡

作:太田省吾
演出:金世一   

「建前では人間の尊厳・生命重視を語るが本音では疑いと不信の
フィルターを通じて互いを見つめてあっている昨今の現実」
それに対する問題提起からスタートする
これは「言葉」ではない「沈黙」を通じて、観客に伝わりこの沈黙は
「隠すための沈黙ではなく共有するための沈黙」
都市の捨てられた生活廃棄物が山をなしているところに置かれた水道。
取っ手の壊れた蛇口から絶えず流れ続けている水
そこをすれ違う人々の不安、痛み、孤独と死
口から発する言語を捨てた沈黙の舞台では、人間の生活の本質的な叫びが広がる
耳で聞く客観的に概念化された言語ではなく五感を通じて
直感的に染みる言語が観客の「呼吸」を惹きつける
(公式サイトより)

上記や、ちらしからもわかるシンプルな舞台。
中央の水道からはちょろちょろと間断なく水が出ている。
セリフはいっさいないので、その音と、音楽のみが耳に届く。

いろいろな人が順番に登場するけれど、全編スローモーションでの移動なので、
息をひそめながら見守る。

Scene1 少女 竹内真
青いワンピースの少女が下手から上手へ。途中蛇口からコップで水を飲む。

Scene2 二人の男 陣内幸史郎、丸林孝太郎
大きな荷物を背負った男2人、蛇口に口を付けて水を飲む。少女がのぞいている。

Scene3 日傘を持つ女 坪内陽子
赤いラメのくたびれたドレス。ぼさぼさ髪、蛇口の水を頭からかぶる。

Scene4 夫婦 宮木秀明 吉田智恵
たくさんのぬいぐるみを乗せた乳母車を押す夫。妊婦らしき妻。
    山男 山下晶
小高い丘の上で、歯磨きをしたり、単眼鏡を覗いたり、夫婦をのぞき見したり。

Scene5 老婆 酒瀬川真世
大きな籠を背負った、腰の曲がった白髪の老婆。籠をおろして自らその中に入る。

Scene6 列の人々 進藤祐行、鈴木みらの、戸澤真治、富田文子
         ひらな唯夏、福田剛昌、本家徳久、松永檀
家族なのか?集団で移動。洗濯物を干したり水を飲んだり、遠くに手を振ったり。
10人いたようだったけど、勘違いかな?

Scene7 男と女 福地涼、山本由貴
荷物を持ちコートを着込んだ若い男女。それを脱いで下着姿になり、
水を飲む、かぶる、浸かる。さらにむつみ合う。
服を着て何もなかったかのように歩く。

Scene8 大きな荷物の男 濱吉清太郎
防塵マスクにライト付きヘルメット、炭鉱夫みたい。
靴を片方履き替えたり、ゴミの中からラジカセを拾って音楽を聴く。
なぜかジュリーの歌。

Scene9 少女 大恵彩乃
最初の少女と同じ服装。


3時間超の作品、途中うとうととする場面もあったけれど、
久しぶりに演劇らしい公演を観たかなという感じ。
SNSで、この作品の始まりから途中経過、いろんな役者やスタッフの話を観て、
このコロナ禍で本当に苦しんで楽しんで作り上げたのだなと実感した。
ももちパレスも久しぶりだったけど、見やすい劇場だ。
市民劇場のラインナップが貼ってあった。また観たいなぁ。

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「キャッツ」 キャナルシティ劇場

2021年9月2日(木)

13時半~  9900円  劇団四季

緊急事態宣言下ではあるものの、感染対策のち、人数制限なしの観劇だ。
座席は前方3列ほどはつぶしてあるけれど、左右の席は開いていない。
それでも、観客はそれほど多くなくて、最後の規制退場もなかった。
しょうがないかな。。。

それでも猫たちは元気に踊り、歌い、笑いかけてくれた。
なかなか顔と名前を覚えきれないのだけど(^^;
それでも昔に比べたら、ごひいきも増えたよ。
ラムタムタガー好きは最初からだけど、上川さんの歌はしびれてしまう。
いいな~~ ずっと彼を追ってた。
オールドデュトロノミー、グリザベラはそこまで目立つことがなくて、
それでも、じわじわと沁みてくる歌声で癒された。
本当はキャッツはダンス作品だと思うのだけど、歌最高だわ
やっぱりいい作品だわ。

10月にもう一度、姪たちと観に行く。
猫好きな子たちなので、きっと喜んでくれると期待。
四季の会も形態が変わって、入りやすくなった。
といっても、フルで入りなおしたんだけどねw

東京で「アラジン」や「アナと雪の女王」を観たい。。
いつになるか、わからないけれど必ず観にいくよ。

キャスト
グリザベラ                       江畑 晶慧
ジェリーロラム=グリドルボーン   奥平 光紀
ジェニエニドッツ                 花田 菜美子
ランペルティーザ                 長谷川 彩乃
ディミータ                       原田 千弘
ボンバルリーナ                   佐藤 友里江
シラバブ                         柴本 優澄美
タントミール                     武田 恵実
ジェミマ                         加島 茜
ヴィクトリア                     小島 絵里衣
カッサンドラ                     吉村 菜奈子
オールドデュトロノミー           飯村 泰志
アスパラガス=グロールタイガー/
バストファージョーンズ           藤田 光之
マンカストラップ                 金本 泰潤
ラム・タム・タガー               上川 一哉
ミストフェリーズ                 押田 柊
マンゴジェリー                   森田 一輝
スキンブルシャンクス             小林 唯
コリコパット                     千葉 真大
ランパスキャット                 河上 知輝
カーバケッティ                   河津 修一
ギルバート                       肥田 晃哉
マキャヴィティ                   中村 智志
タンブルブルータス               吉岡 慈夢

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「レ・ミゼラブル」 博多座

2021年8月6日(金)
2021年8月12日(木)

12時~ 15500円、5500円  東宝

去年はコロナ禍で観れなかったレ・ミゼラブル
今年のほうが数値的な状況は悪いのだけど(^^;

ぎっちり満席。でもちゃんと感染対策をしてあって
あまり危険を感じない。もうこれからはコロナと共に、だね。
座席で食事はできなくて、ロビーのあちこちに椅子を設置。
静かに食べれば席でもいいような気はするけれど。

なるべく違うキャスティングで観ようと日程を決めた。
バルジャンは安定の福井さんとお初の佐藤さん。
佐藤さんは大好きな山口さんの声に似ている感じだった。

ジャベールは上原さんと伊礼さん、上原さんが好きだな。

ファンティーヌは知念さんと美桜さん、どちらも清楚でぴったり。
母はみんな力強い。

マリウスの二人、コゼットの二人は無難。。。というか
この2人はあまり強くアピールできないよね(^^;

エポニーヌは生田さん圧勝、大好き。

テナ夫妻は駒田&森公美で完璧。息もぴったりアドリブもばっちり。
それにしても、テナ妻の他のキャストの人はプレッシャーだろうな~

アンジョはどちらも相葉くんで。選んだわけではないけれど、
ここ数回の中で最高アンジョルラス♪ かっこよすぎる~歌も上手い!

子役の3人も可愛くて上手。オーディションだろうけれど、上手いな~
子役のプロもレベルが高くなったね。

C席でとったほうは初めて左バルコニーからみたけれど、結構見切れがある。
やっぱりセンターの方がいいな。

ストーリーも歌も完全に頭に入っているけれど、何度観ても感動する。
冷静に観ると、つっこみどころはいろいろあるんだけど。
また来年!(^_^)v

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「INDEPENDENT 最強の一人芝居フェスティバル」 ぽんプラザホール

2021年8月8日(日)

13時~ 3000円 (株)INDEPENDENT

過去5年の上演作から厳選された、心震わす珠玉の一人芝居が
福岡に集結!(ちらしより)

もう5年以上、一人芝居フェスを観ていないので、初めて観る作品ばかりだ。
地元の知っている劇団が3つ。大阪、札幌から3つ。東京からはなかった。

[k2]「スーパースター」
出演:森淑乃(MIWAKU)×脚本・演出:田坂哲郎(非・売れ線系ビーナス)
星という名前の女が語るスーパースターの話。
しゃべりは流ちょうで上手だと思ったけれど、内容はちょっとインパクトに
欠けたような気がする。

[e]「このカラダ|エティエンヌ・ドゥクルー作『瞑想』」
出演・構成・演出:巣山賢太郎(tarinainanika)×
      演助:タニア・コーク(tarinainanika)
身体を使った表現芸術、下半身タイツで顔も覆い、表情も見えない。
割れた胸板や無駄なものが一切ない身体はそれだけで美しい。
これも一人芝居なんだな。。

[f]「夜嵐のさめて跡なし花の夢」
出演・演出:ドヰタイジ(STAR☆JACKS)×脚本:浜口望海(STAR☆JACKS)
講談と時代劇のコラボ風(ネオ講談)
立体感が出て苦手な時代劇にも入り込めた。こういうの好きだな。

[a]「Phish Heaven」
出演:有元はるか(カヨコの大発明)×脚本:二朗松田(カヨコの大発明)
                ×演出:南参(yhs)
秀逸! すごいな~~ 一人でよくこんなにいろんな顔を見せられるものだ。
バックコーラスの年齢高めの女性。主旋の子をディスりながら録音している。
スーパーの魚売り場用??どこかで聞いたような。歌もかなり上手い。すごい。。

[k1]「実況上戸」
出演・脚本・演出:白濱隆次(謎のモダン館)
白濱さん、お久しぶりです。 精力的な舞台に驚く。
早口の実況だから時々噛むのはご愛敬♪ 
なんとなく重なる部分があって好きな内容だった。

[g]「そのころ」
出演:葉山太司(飛ぶ劇場)×脚本・演出:大迫旭洋(不思議少年)
冒頭のふりが娘の動画を見せるという自分ネタから(^^;
これ、事実なんだよな?可愛い♪
いろんな日常を「そのころ」でつないでいく。面白かった。

INDEPENNDENTの企画は2016年から、たぶん1回しか観てないのだけど、
続いていることが素晴らしい。
来年は大阪に行って、観たいものだ。

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