「来来来来来」 北九州芸術劇場小劇場

teru10162009-08-25

19時〜 3200円(特別チケット)劇団本谷有希子
腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の映画が非常に印象に残っていて、いつかみたいと思っていた本谷有希子。近くで見ることができてうれしい。 正直、今期(今年?)最高におもしろくて、胸がどきどきだった。 最初から最後まで慣れない、薄暗い舞台。 心が痛むセリフの数々。 辛いはずなのに楽しいと思ったのはまさにりょう演じる蓉子と同じ心境か? あのM的な感覚ってわかるのだ。私は体育会系だったので学生時代はず〜〜っと運動部に所属。 きつい練習のたびに「なんでこんなことしてんだ?」と思っていたのは、ちょっとハイ状態かも。それから恍惚感があった(マジでイタイ話汗)) まあ、それと性質は違うかもしれないけど、介護の現場をいろいろ知り合いから見聞きしているので、どういう気持ちの持ち方でそれに臨むのかってのは興味深い。 仕事と割りきる、人間愛、自分もそういう立場になる。 さまざまな思いで行うそれは、決して罵倒やあざけりまでも甘んじるものではない。 だから驚いた。 りょうは顔が小さく、鋭い目つきでたんたんと蓉子役をやっていたのだが、打たれ弱い私はこんな女になれねーよ、って世間一般と同じ感覚。 松永玲子演じる義姉は素直な気持ちだしまくりで共感至極。 そうだよね〜次男のヨメにでしゃばられるときついよね(私は長男のヨメ) ババァだのジジィだの教育的ではない言葉の数々は言ったもん勝ちの清清しささえ感じる。 ダレカに褒められたい、という気持ちを最後に表す蓉子は可愛かった。 頭をなでてもらうって本当に気持ちいいんだもん。 それを義母に求めるっても屈折してる感じはしたけど。ほっとけないんだからうまくやっていこうと。 リアルに参考になりましたヾ(;´▽`A`` はい。 観劇後小倉の友達と飲みに。 たまには演劇の話全くなしで飲むのも楽しい。 演劇の話も楽しいけど、辛い言葉も多く聞くので。