ピカレスクホテルシリーズ「ここだけの話」「一日だけの恋人」 唐津市文化体育館文化ホール

teru10162009-08-23

14時〜 1000円  唐津演劇集団 響 
渡辺ゆかりさんが所属する響の第3回公演。 ゆかりさんは演劇のひろばのオフ会で出会ったのだが、若いのに勉強熱心だし、なんでも積極的に取り入れようとする演劇人。 制作や役者で頑張っていて福岡や北九州まで観劇に来る。 ほんとに頭が下がります。 あたしって何をやっても中途半端なので自分でイヤになっちゃう。 好きなことをつきつめる努力も根性もないのが悲しい。 これだけガタイがあって体力も年齢以上にあるんだけど、分散してるっつーか、あれもこれもで焦点がない。 そういう人がほとんどさ、っと思っても、落ち込む。 うっわ〜〜全く関係ないことを(^^;;  まあ、年取っていろいろ考えることも増えてきたってことかもしんないです。 ここ、唐津市文化ホールは1階に体育館があって、バレーボール大会があってた(こっちも興味ありw)  2階にあがると中規模の劇場。 500席くらいかな? もうちょっとあったかも。 それでも、今公演にはちと広すぎる感は否めない。 とりあえず再前列に座っても、舞台は遠い。 ソファが2つで暗い感じの舞台。 「ここだけの話」は九大公演で観ていたので、内容は熟知。 ここまで覚えてるってのはやっぱり脚本がいいってことかな? 役者が違う分、ずいぶん印象は違っていた。 まず、役者が大学生ではないから熟年男性(いい人役)はいい感じ。 飛び込んでくる花嫁は若いけど、大学生とは違ってそれなりの英知を持っていて、言うことも無茶なんだけど、納得できる面も。 難しい役だと思うよ。 だってありえない設定だから。 あ、そうでもないのか? 式当日にドタキャンてのは?? こうなるとよみがえる、ダスティンホフマンの「卒業」 一気に、「サウンドオブサイレンス」や「ミセスロビンソン」が。 メジャーどこですが。 あまり映画も観なかったし、音楽に固執してないのだけど、例外あり。 「雨にぬれても」「メロディフェア」とか思春期のころのそれは異常に印象に残ってる、怖いくらい。 映画の題名は覚えてないのにぃ〜 うわ、また脱線した(^^;;  花嫁の言い分は婿になる人のマザコン度。 多かれ少なかれ、男はマザコンだと思うので、問題は度合いなんだな。 我慢できないレベルに式当日に気がついたってわけね・・ ふう。 まあこれで結婚してもいいはずないので、やめたほうがお互いにいいとは思ったけど、展開を見るとやはり相当未練はある模様。 相手に約束させてそれなら結婚する、ってのがドライな現代にあって、まだウェットな感覚かなと思った。 押しかけられた男性は実は離婚寸前の状態ってのも結婚と対比してせつないし。。。 マイミクのゆかりさんはホテルの客室係役、かわいいひだの入ったスカートの制服が似合ってました。 「一日だけの恋人」は演出が野本則之さん。 出演もしてるのだけど、演出家が出演ってのはどうなんでしょうね??? やりやすいってのもあるかもだけど、負担が重いってのもあるかもしれない。 そこんとこは私にはよくわからない。 でも、このお芝居はテンポが良くてなかなか楽しめた。 女性の玲子役の村田安世さんがすごく上手で、舞台の女性をなめるように体型を見る私ですが、バランスよくて良かった。 これは痩せすぎても太りすぎてもだめな役。 野本さんはミーハーな男性を演じていたけど、普段をあまり知らない私はこれは素?と思ったくらいに自然だった(^^;; いや、演技だと思いますが。  この2つの芝居の幕間にちょっとした掃除メイドのコント風な芝居。 まじで笑えた、自虐ネタはイタイのだけど、見るほうにはほっとする部分。 友達と相乗りして唐津まで出かけたけど、みんなで観るって楽しい。 また行き帰りでいろんな話もできたしね。 そういう友達がいることに感謝。 また行こうね〜〜〜(^^)v