「降りそそぐ百万粒の雨さえも」 新神戸オリエンタル劇場

teru10162011-09-18

14時〜 5500円 キャラメルボックス
去年末の北九州以来のキャラメル。 実は2連休にどこかに遊びに行きたくて東京、大阪、京都といろいろ調べていたが、キャラメルなら夫も観れそうな気がする! と2枚購入、すでに完売間近で、なんと3階最後列最右の席というすばらしさw  また神戸は初めていくので観光も楽しそうだし、震災後の様子も観たかったので非常に楽しみだった。 新幹線でゆったりと2時間強、新神戸の駅は山際で意外な場所にあった。 劇場を確認して、三ノ宮に移動。 美術館めぐりをしてランチのち劇場入り。 3階から見る舞台はやっぱり角度があった、でも全体的に博多座より狭いので、距離的には近かったかな。 ただ最右だったので、舞台の上手部分がかなりの見切れとなった。 まあしょうがないか。 前説はキャラメル新人の女の子2人、可愛い♪ 頑張って坂口さんたちのように最強wな女優さんになってね。 あらすじ:鳥羽伏見の戦いに敗れた新選組は病が進む沖田総司(畑中智行)の世話役に一番隊士の立川迅助(左東広之)をあてる。 不器用だが足の速い迅助は新撰組をもりたてる。 迅助の親友の昭島捷平(大内厚雄)が入隊希望でやってくる。 その剣の腕前に惚れこんだ土方歳三(三浦剛)は入隊を許す。 だが、現実の新選組をみて、捷平の考えは変わっていく・・・・  新選組の力が衰えたころに焦点を当てたもの。 この作品は「風を継ぐ者」「裏切り御免!」に続く3部作完結編らしい。 新撰組がなぜこんなにクローズアップされるのか、やはり若さと熱さ、なのかな。 初めて見たのが新撰組風な漫画だったと思うのだけど、沖田総司はどれもかなりかっこよく書かれている。 今回の主役は立川迅助、架空の隊士らしい。 誠実で正直、足の速さを生かしての伝令役。 土方に可愛がられそうなキャラです。 幼馴染の昭島はちょっと一癖ありそうな人物だけど、心から信頼しているのがわかる。 衣装や舞台装置も見事だし、殺陣もTV並みとはいかないまでも舞台上では十分にかっこいいし、なんといっても成井+あずきさんの作品が人間を大好きになる作品ばかりなのだ。 だからキャラメルは多くの観客を集めるのだろうな。 さて、劇中にでてきた、坂本龍馬が書いた大政奉還のための国家体制の基本案を『船中八策』というのだが、高知の有名なお酒の名前だとばっかり思っていた〜〜w  本当に知らないことばかりだ。 「降りそそぐ100万粒の雨さえも」俺の行く手を阻むことはできない。という題なのだ、沖田を思い、土方を思い、昭島を思う迅助の男気に感動した。 あとは沖田の自分より組を大事に思う気持ちや土方の近藤命のかっこよさ、みい(岡内美喜子)の不器用な愛情表現に落涙。 やっぱり泣かされてしまったよ。 感動うるうるの私の横で爆睡の夫・・・・・許せないな〜〜   余韻を残しつつ、ジャズ発祥の地にあってそのシンボルとなるジャズレストラン「ソネ」で音楽と美味しいお料理とお酒を楽しむ。 最高〜〜〜〜♪  幸せな眠りにつき翌日は完璧な復興を遂げた神戸をバスツアーで散策。 六甲山の山頂は霧がかかっていて上着を着ていても寒かった。 各地に東北への募金箱があったのは災害にあった土地ならではなのだろう。 神戸ツアーを満喫した。