「アントニーとクレオパトラ」 キャナルシティ劇場

teru10162011-10-23

12時半〜 10500円 久光製薬カルチャースペシャ
蜷川さんの演出作品を見たのは、「コリオレイナス」、「間違いの喜劇」以来だな。 北九州であった「じゃじゃ馬馴らし」は見逃した。 キャナルシティ劇場にまた来てくれるようになってほんとに良かった。 久光製薬さんの湿布やらなんやらの配布も変わってなくてうれしい(*´∇`*) 今回はパックとココサロ(マッサージアロマスティック)が良かったw 本当は先行予約日に取ったのだけど、引き換えるのを忘れてて取り直し、O列下手寄りでかなり後ろでちょっとがっかり。 でもセリフはよく響いていたし、やっぱりキャナルシティ劇場はいい劇場だ。 さて、舞台は今までの作品に比べてシンプル、派手な鏡張りを想像していたら、シンプルな壁(移動する)とエジプトやローマを象徴する石像、スフィンクスとかおおかみとか。 これらがするすると実にスムーズに動き、あっという間の場転。 かっこい〜!!  そして映像がきれい、エジプトの象形文字や月のどアップ! アントニークレオパトラ、実は何も話を知らずに見た。 興奮の終演後に公演プログラムで詳しい内容を読んだ。 深いなぁ〜歴史には疎いけど、これだけの物語が作られる日常ってドラマチックだと思う。 アントニーの笑えるほどのかっこよさは吉田鋼太郎の持ち味、この歳でこれだけの色気を出せるのがステキだ。 むちゃくちゃ年下のクレオパトラとの恋はこの話の中核。 全身全霊をかけて愛しているくせにやはり征服欲は男ならではのもの、あっさりオクテーヴィアと結婚してしまうのにはむかついたが。 しかし、憎々しいまでのクレオパトラの魅力は安蘭けいが十分に表現していたし、人生の登り口にいるオクテヴィアス・シーザーは池内博之がその若さを発揮、この人はほんとに目力がある。 アントニーに仕えながらも結局寝返ってしまう、イノバーバスは橋本じゅんが魅力的に演じていた。 他の役者さんもきらりと輝く部分が多くて、プログラムでは名前と顔がちゃんと載せてあっていろんな場面を思い出した。 四季もこれくらいアンサンブルを前にだしてくれるといいんだけどね〜  終演後は一緒に行った友達とお茶しながら語る。 ほんとに演劇の話をするのは面白い。 見てるだけで面白いのだから演るともっと面白いんだろうな〜〜(o^―^o)  蜷川さんが試みた年配者の演劇を思い出した(さいたまゴールド・シアター) いや、やっぱり役者は無理だw