「表にでろいっ!」 西南学院大学 西南会館3F

teru10162012-04-04

19時〜 500円 西南学院大学演劇部
脚本:野田秀樹、演出:白石夏子  2012年新入生歓迎公演
野田作品ならテンポが早くて大学演劇向きだろう。 思ったとおり、最初はゆるゆると入っていったけど、どんどんテンポがよくなる、加速してくる。 セリフも早くなる。 長セリフもある。 絶叫する。 くんずほぐれつ。 なるほどね〜
登場人物は父と母と娘の3人。 ときどき来客や営業の人がくるけど声のみ。 いわゆるオタクな3人家族。 それぞれの傾向がばらばら。 アミューズメントパーク(デスニーランド)が好きな父、実は能奏者、宗家?を名乗る。  アイドル(ジャパニーズ)を愛する母、ちっちゃい子たち大好きママ。  ファーストフード(クドクナルド)にLOVEな娘。 またカルト宗教っぽい男に入れ込んでいる。 そんな3人が同時に外出の予定があったけど、愛犬ピナバウシュが産気づいているので誰か一人は残らないと。。 話し合いで決着がつかずに暴力に訴えだす3人。 結局鎖で3人とも繋がれ(階段のてすりだったか)連絡手段の電話も携帯は壊され固定は引っこ抜かれ。 のどは乾くしこのまま誰からも気づかれずに死んでしまうのか??
話の展開はありえないのだけど、めっちゃおもしろい。 こんな親子ってありなんだろうな〜 某携帯会社の犬の人形がピナバウシュ、笑える。 鎖は本物っぽいけど、母の足になかなか繋がらず、役者さん大あせり。 なんどもハズレテそのたびにアドリブのセリフで切り抜ける。 この危機脱出能力は評価できたけど演劇的にはやっぱりまずいでしょうね〜 私は初日に見たけど、きっと残りの公演はばっちりだったと思う。 演劇部員はいろんな舞台をたくさん観て勉強してくださいね。 新入生がいっぱいの西南で若い子の新鮮パワーを受け取った。 観客席には先生や親?の姿も見られてほぼ満席。 うん♪これがいいね(^^)v