「アクアリウム」 ぽんプラザホール

teru10162014-01-10

19時半〜 2500円 DULL-COLORED POP
作・演出 谷賢一

今年初めの観劇は、東京の劇団DULL-COLORED POP(ダルカラ) ノーチェックだったのだけど評判やオススメを聞いて行くことに。

出だしは前説に続いて暑苦しい二人の熱海殺人事件w 白鳥の湖だ〜〜!!!!
最前列の客のまんまえで唾をとばしながら熱い芝居をする。うわーすごい!!!!
なんだこの芝居????と思ったら・・・・
舞台中央にアクアリウム、けっこうでっかい、照明があたって幻想的だ。キレイな熱帯魚が数匹泳いでいる。
ここはシェアハウスらしい、最初に部屋の中央に登場した人物はちょっと怪しげな独り言を繰り返す若そうな男。
なかなかヘビーな出だしだだったが、暗い独り言からいきなり明るい会話に転換。
歓迎会だったか懇親会だったかをみんなでやろうという試み。
私はシェアハウスなるものはよくわからないのだけど、昔数回ユースホステルに泊まったことがあって、
必ずそこでは泊り客同士の交流会があったな〜と変なことを思い出した。

メンバーは男女数名、なぜか鳥とワニもいるし。
管理人の女性は美人でやり手だが金にはうるさい感じ。生活保護を受けている女性、いい大学を出ているのに日雇いの男性、
すねかじりの学生、などなどのわけありメンバー。
鳥とワニはなぜかペットというわけでなく住人のような扱い。しゃべるし。
ここのところよくわからなかった。
そこへ時代錯誤のような冒頭の刑事たちが乗り込んでくる。近所で起きた殺人事件の捜査。。。
住民たちには不安と疑惑が浮かび上がる・・・

演出の手法なのか、この古典と現代の融合はすごくおもしろかった。あえて口語調を避けるという刑事とその部下。
それと現代口語のシェアハウスの住人。なんとなくふわっとした終わり方だったけどやっぱり今の演劇に慣れてきている私には
あの演出と役者さんは最高だったな〜〜 久しぶりの熱い演劇だった。
もちろんシェアハウスの住民も魅力的なのだが、あの二人と鳥とワニの前には存在がかすむww

そしてどこで出るか出るかと待ちわびた皇史朗さんはあっと驚く役だった・・・あまりにも衝撃的だった。
いつかの地域発信のドラマでもすごく意地悪な役でショックを受けたのに。。(;;)
まあそれだけすごい役ができる役者さんなのだと納得する。

終演後にホールブラザーズの幸田さんと谷さんのアフタートーク。幸田さんの感想と私の感想はとても似ていたな〜
谷さんはすごく魅力的な方だった。今年も幸先のいい観劇スタートだ(^^)