「検察側の罪人」 映画 

teru10162018-08-28


1100円  

監督 原田眞人

エリート検事・最上(木村拓也)と、駆け出しの検事・沖野(二宮和也)。
彼らは、都内で発生した殺人事件を担当することとなる。
最上は複数の容疑者の中から、過去に時効を迎えてしまった
未解決殺人事件の最重要容疑者であった松倉という男に狙いを定め、
執拗に追い詰めていくが……(映画紹介サイトより)

ジャニーズ好きにはたまらない作品だろう。
どちらもそんなに好き嫌いはないのだけど、あまりキムタクの演技を観たことがなかったので、初鑑賞なるほど。
こないだ、元スマップの残りの3人の映画は観たし、あとはリーダーだけかな?
真面目なイメージが定着している感じなので、キムタクもニノくんもなんだか同じような感じにみえた。
「怒ると恐い」みたいな。取り調べで被疑者を恫喝するシーンは吉高由里子でなくともビビルわ。

原作はもっとミステリーっぽいのかもしれないけれど、このストーリーはいたって平坦で、
昔の事件をひきずった検事が、殺人をおかしてしまうというもの。
ネタばれしたけど、最初からそうなるのはわかっている展開だったので問題ないかな。
この逆のパターンはよくありそうだけどな。つまり私怨はあるけれど、検事なので我慢する話。
殺人に至るまでの脇の話しが重要なのかとも思ったけれど、最上のしらっとした家族の話や
立花(吉高)の事情、昔の事件と同級生たち、その中の財界人、丹野(平岳大)の苦悩
などがばらばらっと入っていて、絞りどころを見つけれなかった。

一番良かったのは闇ブローカーの諏訪部(松重豊)、こういう役がはまるんだ。
それから出番はちょっとだったけど、弁護士の白川(山崎努)同じく弁護士の小田島(八嶋智人)上手い。
犯人役の松倉(酒向芳)の気味悪さは絶品だったね。
音尾さんは最近こういう役が多い。大倉さんは地味だけどすごく味わい深い。

殺人のきっかけなんて些細なことが多いとは思うけれど、なんだかな〜
ちょっと後味は良くなかった。どういう部分に未来を見つければいいのか。

好きな役者さんがたくさん出演していたので、概ね観て良かった。

キャスト

木村拓哉二宮和也吉高由里子平岳大大倉孝二八嶋智人音尾琢真大場泰正
谷田歩、酒向芳、矢島健一キムラ緑子芦名星山崎紘菜松重豊山崎努