２０１９年２月１日（金）
14時～ 共通チケット 劇団こふく劇場
作・演出 永山智行
姉の夫はひとり暮らし。
そんな義兄のすすめで、30歳を前に独り身のあさ子は、お見合いをすることになった。
豆腐職人の男、文具店に勤める女、主婦、仕事を探す女、
そんな市井の人々の、かけがえない日々の物語。（ちらしより）
初演を2015年に観ている。とにかく動きとセリフが独特なので、とても印象に残る劇団だ。
能の舞台のように、足袋ですりあしで動くのだけど、扇子の替わりに棒切れを持っているし、
衣装がみんな同じでなぜか汚れている。内容はそんなに暗い話しではないと思うので、
もう少し、ござっぱりした衣装でもいいのではないかなと思った。
キャストはあさ子役の中村幸さん以外は同じだった。あべゆうさんはほんとにすごい女優さんだ。
古い木造民家の茶の間。なぜかちゃぶ台が２つ。
庭先に水道とバケツ。雫がゆっくりゆっくり一滴ずつ垂れている。
前回の観劇でこんなシーンあったっけ？と思ったのは、
戦争中の回想。3人の兵士とのやりとり、亡くなった祖父？父？が乗り移ったかのような感触。
義兄の意外な一面、暴力？衝動的な性格の露呈。
もしや姉が消えた原因なのか？
三十三回忌が弔い上げで位牌をお焚き上げとかする？という話し。
ちょっと耳に残った。最近とみにそういう話題に敏感だ。
全編、宮崎弁で行うということだったけど、そんなに理解できないことばはなかったし違和感もなかった。
鹿児島弁より福岡に近いのかもしれない。
相変らず、客入れや前説などで細々と動く永山さんはにこにこと笑顔を絶やさない。
いつ、演劇をやめようかと言ってたのに、そんな気配など微塵も感じさせない。
また、素敵な作品をみせてくださいな♪
キャスト
杉山ゆかり あべゆう
ニーナさん かみもと千春
初村聡志 濵砂崇浩
木田美恵 大迫紗佑里
大石あさ子 中村幸
