16時40分~ 1100円
監督・脚本 萱野孝幸
2018年の福岡。スマートフォンのハッキングを利用した事件が頻発し、
裏稼業専門の探偵ライチ(愛佳)とホワイトハッカーの冬吾(境啓汰)
に調査の依頼が舞い込む。わずかな手掛かりを頼りに調査を続けていたある日、
二人はブラックハッカー(久松悠気)の急襲を受ける。
日本を震撼(しんかん)させる事件に発展する中、
ライチたちは敵を倒すシナリオを作る。
(映画紹介サイトより)
ハッカーにもホワイトとブラックがあるんだな。
今までは悪のイメージしかなかったけれど、
冬吾のような存在を知って実在するのかなと思った。
彼もまた普通ではなさそうだし、SFなのかな。
東野圭吾の「プラチナデータ」も、いろんな能力を
悪に利用するか、正義のために利用するかで戦いが起きるドラマだったな。
どんな能力も使い方次第だということだ。
スマホのハッキングといえば、「スマホを落としただけなのに」
原作しか読んでないのだけど、心底怖かったイメージがある。
最近はこういうテーマの映画や小説は増えてきているかも。
未だに登録率があがらないマイナンバー制度。
その割にはSNSで惜しげもなく情報を流す利用者。
信用するのが恐くなってくるからなんでも慎重にしなければならない。
と思うなぁ・・
予想していたより遥かに面白かったしよくできていた。
ハッキングの内容はさっぱりちんぷんかんぷんだけど、
なんだか悪事をあばくのってすっきりする展開で面白い。
キャストも魅力的で、特にライチ。
こういうちょっと気が強そうな女子、好きなんだな~~♪
冬吾のあっさり感は悪くなかった、逆に効果的だった。
白鬼はあまりに淡泊過ぎて人間味が全くない。
悪役の割にはインパクト薄いかな。
全体的に映画好きな人には十分にアピールできる作品になっていた。
ひろし軍のひろしさんはメインキャストで、結構重要な役回りだった。
濃いキャラで良かったと思う。
福岡中心のキャスト、スタッフで作られていて、オール福岡ロケ。
舞台でみかける役者さんが大勢いて、見つけるのも楽しかった。
上映館は全国で2館のみで一旦終了したけれど、再上映されるような感じ。
「カメラを止めるな」みたいに爆発的、とは言わないまでも
じわじわと広がっていくといいな。
キャスト
冬吾 境啓汰
ライチ 愛佳
白鬼 久松悠気
管嶋匠 町田悠宇
他
荒木ヒロシ
石橋半零
福澤究
万丈
稲口マンゾ
井口誠司
あやんぬ
葉山太司
長谷川てつ
高橋克昌
藤田恵子
(以上私が知っている役者さん)
他にも多くの地元の役者さんが出演してました。