「鈍色ダイヤモンド」 福岡市科学館サイエンスホール

2019年5月26日(日) 

17時~  2000円(先行予約割) ピロシキマン

作・演出 みかんひろし

~人生の終着駅は、きっと、ここじゃない~
時を刻む満員電車 人波で埋まるプラットホーム
許せなかった、あいつが
忘れたかった、あの人を
戻りたかった、あの頃に
ふと見上げた空は 鈍色に、輝いていた
(こりっちサイトより)

シンプルで段差だけがある舞台。
演技と効果音で駅のホームだとわかる。
それぞれの事情で落ちこんでいるサラリーマン2人。

わ!まるで四季のキャッツのような衣装の白いネコ。
なかなかの美人ネコだ。
そのシロを探している中年男。

ブルデートに向う2組の若いカップル。
まだ、幸せだったころの4人の笑声。

いつも複雑な構成になっている脚本だけど、
今回は一番わかりやすかったかもしれない。
「100万回生きたねこ」をモチーフとした白猫を中心に、
いろんな人の人生を描いている。

子どもを失った両親の描写や病気になった妻へのいたわりなど、
心温まるシーンが多くて周りのすすり泣きが聞こえて感動した。
シリアスな展開の中でも、大渕さんのはじけ方は爆笑ものだった。
エリカ役のあやんぬさん?のプロポーションの良さにびっくり。
好きだったのはは松岡役の中山さんとシロ役の篠崎さん。
いいなぁ~猫いいなぁ~キャッツが観たくなった。
若き種田役の大津留さん、けっこう気にいった。
舞さんも相変らず可愛い。バンさん、忙しいのに舞台にも出てすごい!

帰りにはさなえさんとご一緒させてもらい、舞台装置のを担当されていた
ご主人の兄弟船の中島さんのお仕事の話しも聞かせていただいた。
どうしても役者だけに目がいく演劇だけど、裏方のご苦労がよくわかった。
さなえさんの感想も興味深かった。
久しぶりに演劇関係の方とお話しできてうれしかったな~♪

ピロシキマンはこれからも見ていきたい。

キャスト
松岡    中山ヨシロヲ
ジョニー  篠田昌人
和彦    中島浩志
田中    大渕ゆういちろう
真琴/占い師 大國千緒奈
一望寺   中山大介
シロ    篠崎絵理
優子    バンカヨコ(劇団夢工房)
浩美    ともなが舞(14+FOURTEENPLUS)
種田    大津留直人
佐伯友香  塚本悠乃
サンド   増本聖
智哉    須田匠海
おっさん  高木隆光
明音    坪内咲会子(劇団天地)
サヤ    倉本星華
エリカ   あやんぬ
女     日南友里(アル・シェア福岡)

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