「新聞記者」 映画

2019年7月21日(日)イオンシネマ大野城 

16時40分~  1100円

監督 藤井道人
原案 望月衣塑子

日本人と韓国人の父母のもとアメリカで育った新聞記者・吉岡。
そんな吉岡のもとに、大学新設計画に関する匿名の極秘情報が届き、
彼女は早速真相を究明すべく調査を始める。
一方、内閣情報調査室の官僚・杉原は、
信念とは裏腹な実際の仕事内容に葛藤していた。。。
(映画紹介サイトより)

原案の「新聞記者」の作者は実際の記者らしい。
モリカケ問題などのいろんな事件を追っていたということだけど、
本作では国家権力とメディアについて突っ込んだ記述をしていて、
かなり驚いた。クレームがこないということは、真実に近いということか・・・

内調の仕事の様子があまりに淡々としていたのにはぞっとした。
これは本当のことなのだろうか? 詳しい内容は誰も知らないということなのだが。
実際に自殺者も多く出ている、官僚やマスコミの人間がいることを思えば、
間違いないのだろう。
公僕だろうが民間だろうが、やっている人間の意識次第でどちらにも
転がりうるということは、今までいろんな映画やドラマでも観てきた。

警察、病院、学校、政界、民間企業、など全て同じことだ。
何が大切で何が悪いのか、どうして自殺までさせなければならないのか、
いろんな場面で理不尽に歯がゆい思いをしたのは私だけではないだろう。

ただの映画ではなく、これをきっかけに私たちももっと真実を知ろうと
しなければならないのだろうな。

シム・ウンギョンがすごくリアルで良かった。
松坂桃李も演技は良かったと思うけれど、
どうしてもこの人は軽く見えてしまってしょうがない。
いろんな映画でブレイクしているけれど、この役は。。。
本田翼は可愛い、高橋和也北村有起哉田中哲司は良かったな~
原案の望月さんが出席している討論会は生の迫力があった。

ラストは信念を突き通せたのか、折れたのか、微妙だったけど、
そこがこの映画の考えさせられるところだな。

キャスト
吉岡エリカ     シム・ウンギョン
杉原拓海      松坂桃李
原奈津美     本田翼
倉持大輔      岡山天音
関戸保       郭智博
河合真人      長田成哉
神崎千佳      宮野陽名
都築亮一      高橋努
神崎伸子      西田尚美
神崎俊尚      高橋和也
陣野和正      北村有起哉
多田智也      田中哲司
望月衣塑子
前川喜平
マーティン・ファクラー

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