「まちがいの喜劇」 末永文化センター2階ギャラリー

2021年12月11日(土)

14時半~ 2000円  「790(ななくま)アートシアター2021」実行委員会

原作 ウィリアムシェイクスピア
脚色・演出 石橋半零(舞台処 粋の幸)

第一部 リュート演奏(約30分) 第二部 芝居(約100分)

この演目はシェイクスピアの初期の喜劇作品。
幼少の頃、生き別れになった双子の兄弟アンティフォラスと
、双子の召使いドローミオがエフェサスの街で騒動を繰り広げる物語。
(公式サイトより)

シェークスピアの喜劇の中でも一番好きな作品。
いろんな劇団で観たけれど、たしか初めて観たのが、
メルパルクホールで主演は小栗旬。蜷川さん演出だ。
同じくシェイクスピアの作品で、ちょっとストーリー設定が似ている「十二夜
こちらもミュージカルや歌舞伎や地元の小劇場やいろんなところで上演された。
シェイクスピアは日常を笑いで表して辛い現実を乗り越えようとしていたんだな。
今、こういう状況の中でこの作品を観たことはとても意味があったのかもしれない。

はじめに深町信秀さんのリュート演奏から。
マンドリンに似た?弦楽器で弦の途中部分から90度近く折れ曲がっている?
かすかな音色を静かな空間で聞き取る。調律が狂いやすく時々調整をはさみつつ
数曲聞かせてもらった。
心鎮めたのち、絶対的笑いで始まる予感をばりばり期待しながら待つ。

期待にたがわず導入から愉快で楽しい、笑いの絶えない作品だった。
2組のアンティフォラスとドローミオの似てないこと!!(笑)
エイドリアーナ、ルシアーナ姉妹の強烈な違い、誇り高き修道女エミリア
首飾り騒動に対する商人たちのおとぼけ。他の出演者も、だれもが目立っていた。
真面目な部分はひたすら真面目に。可笑しい部分もひたすら真面目にww

最近、小さい劇場では観劇していなかったので、とても楽しかった♪
ばっちょさんの演出は好きだな。出演者の一人のピロシキマンの篠田さんの演出と
似たところがあると思う。次回も楽しみにしています(^^)

キャスト
石橋 半零(舞台処 粋の幸)
浦川 忠敬
加藤 久美子
小山 椋汰(UnitAtlas)
篠田 昌人(ピロシキマン)
谷口 文章(八賢人おもてなし隊)
友田 宗大(万能グローブ ガラパゴスダイナモス)
中島 浩志(ピロシキマン)
野良 杉太
半田 和則(劇団ソングライン)
平田向日葵
峰尾 かおり
森武 マイ

リュートコンサート」~シェイクスピアと音楽~
演奏:深町信秀

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