「六月博多座大歌舞伎」 博多座

2023年6月5日(土)
11時~  5500円   松竹

昼の部

一. 廓三番叟

幕があがると、華やかな廓の舞台。そして華やかな遊女の踊りが始まる。
拡張高い能楽の唄や三味線等に合わせ、優雅な舞を見ているとついうとうと・・w

一. 人情話文七元結

女房お兼(雀右衛門丈)も娘のお久(吉太朗丈)も
博打好きな長兵衛(菊之助丈)には困っているけれど、
借金を返すため身売りをするお久、心を入れ替える長兵衛。
50両の行方にははらはらしたけれど、安定の人情話だった。
登場人物はいい人ばかりで、ほっとする話だった。

一. 太刀盗人

松羽目物ということばを初めてしった。漫才のような、コントのような展開で、
とても面白い。主役万兵衛は愛之助丈。やはり華があるな~~~

C席は安いけど花道が見えないのが残念。

2023年6月9日(金)

15時半~ 9000円   松竹

夜の部

一. 夏祭り浪花鑑

序幕、二幕目、大詰と、三場面で団七九郎兵衛(愛之助丈)と
徳兵衛(菊之助丈)が躍動する。
序幕では九郎兵衛、二幕目では徳兵衛の女房お辰(雀右衛門丈)の
かっこよさが際立っていたけれど、
大詰では驚きの展開。流れとしてちょっと無理がある感じ。。。
それにしても、昔は親子のつながりが濃かったんだな~
いい面もあるけれど、親殺しに繋がってしまうのはちょっとね。。
本水など、見ごたえはあった。

一. 羽根の禿  うかれ坊主

菊之助丈が全く違う2人の踊りを披露。
禿はとってもかわいくて、幼い感じがよく出ていた。
願人坊主は面白おかしく語りながらの舞だったようだけど、
やっぱりうとうと・・・w

一. 三人吉三巴白浪

お嬢吉三(梅枝丈)お坊吉三(萬太郎丈)和尚吉三(彦三郎丈)と
偶然名前が同じ3人盗賊が出会って、互いの血をすすり合い契りを交わす。
3人そろっての見得は実にかっこいい!
新感線の「髑髏城の七人」を思い出した。
さらに「月も朧に白魚の・・・」というセリフはこの話だったのかと納得。

 次の歌舞伎は9月の團十郎襲名披露、楽しみだ。
それにしても、観劇料が高い。ふー