「演劇入門 生きることは演じること」福岡市赤煉瓦文化館

2023年6月15日(木)

19時~ 演劇書を読む会

鴻上尚史

日本人が、「空気」を読むばかりで、つい負けてしまう「同調圧力」。
でも、その圧力を跳ね返す「技術」がある。それが演劇。
「空気」を創る力は、演劇的な思考と感性によって磨くことができるのだ。
なにも舞台に立ったり、俳優を目指したりする必要はない。
本書で、演劇の基礎に触れて、日常の生活で意識するだけ。
長きにわたるコミュニケーション不全の時代に、
人間らしい交感の喜びを取り戻し、他者とともに生きる感性を育てる方法を
具体的に説く画期的な指南書。(薙野さんのレジュメより)

鴻上さんの本は何冊か読んだことがあるが、
とても読みやすくてわかりやすい。演劇人以外にも訴える内容だ。
人が生きていく力として演劇が重要だと書いてある。
私が演劇を観るようになったのは45過ぎてからだから、
子どものころに演劇的教育とかに出会っていたら違う人生が送れたかも。
演劇人全てがコミュニケーション力抜群だとは思わないけれど、
豊かな想像力をみんな持っているなと思う。
この本を読んで、残りの時間を豊かにすごせたらいいなと思った。

やっとのコロナの呪縛が解け始めた。
これからはできるだけライブで観れるといいな。


演劇書を読む会は、偶数月の第3木曜日に開催しています。