「青い鳥」福岡市赤煉瓦文化館

2023年10月19日(木)

19時~ 演劇書を読む会

メーテルリンク

メーテルリンク「青い鳥」(1908年、堀口大学訳、新潮文庫)
幸福の青い鳥はどこだろう? 
クリスマスの前夜、妖女に言いつかって青い鳥を探しに出た兄妹、
チルチルとミチルの夢と冒険の物語。
1908年に発表されたモーリス・メーテルリンク作の6幕12場の童話劇。

なじみ深い絵本で、おそらく小さいときから何度も読んでいる。
感想画とかも描いたかもしれない。
ヘンゼルとグレーテル」とちょっと被って記憶している部分もあって、
もう一度じっくり読んでみた。といっても今回のは戯曲であって、
詳細な背景が描かれている。

貧しいうちの兄妹、魔法使いのおばあさん、しゃべる動物、こどもだけの冒険。
どれも現実から遠く離れていて、それはそれでとても好きだった。
登場人物は少ない気がしていたけれど、けっこうたくさんいるんだな。
場面もかなり転換が多くて舞台にしたら大変だろうな。
意外に怖いシーンもあったけれど、子どものころは平気で読んでた。
童話って教訓めいたものが多いけれど、大人になってからのほうが
しっかり読み込めるかもしれないね。

演劇書を読む会は、偶数月の第3木曜日に開催しています。