２０２３年１０月２９日（日）
13時半～ 3000円 北九州芸術劇場クリエイション・シリーズ
作・演出 松井周
10名のオーディション選出メンバーとゲストキャストが集い、
近未来の研修施設を舞台に繰り広げる、ある疑似家族の物語。
「家族」という関係は何を隠し、何をさらしてしまうのか？
疑似家族だからこその「家族」への願いを描きます。
（公式サイトより）
過疎化していく地域を活性化するために、疑似家族を構成してお店などを開く。
いろんな試みは現実でもあっているけれど、なぜに「疑似家族」？って
ところが謎。。。ミソなのかな。しかもラーメン屋で。あ、占い喫茶もあったｗ
松井周さんのイメージは社会の陰の部分をさらけ出すというか、あまり明るい
イメージはないのだけど、随所に納得してしまう部分があって実に面白い。
地元のなじみのある役者さんたちが、時にユーモアを交えて演じてくれた。
エンタメではない舞台を考えて、考えて、考えて観たのは久しぶりかな。
とかく家族とはこうあるべき、という常識的なものに縛られる。
この歳になって懐疑的なことも多くなった。
北九州に特化した作品となっているらしいけれど、どこでもありうる問題かもね。
いろんなことを考えさせられる作品だった。
キャスト
石本径代、小野彩加、椎木樹人（万能グローブ ガラパゴスダイナモス）
鈴鹿通儀、鈴木麻美（にわか劇団けだものの界隈）、高山実花、椿直美
寺田剛史（飛ぶ劇場）、中島晴美、福永知花
上瀧雅大、日髙啓介（FUKAIPRODUCE羽衣）
