「IRON」熊本県立劇場 18時半〜 2000円

teru10162006-02-11

全国ツアーを行う「飛ぶ劇場」の作品。去年、西鉄ホールで観ていたく感激してしまってた。実は先週リージョナルシアターの第2弾、きららの公演を観たときから、観たくてたまらない病再発(^^;たまたま祭日の休みなので、朝からおでんを煮込み、3時過ぎに出発☆JRにするか、バスにするかすご〜く迷ったけど、やっぱりJRが好き。ちょっと高めだが、時間がぴったりだし、接続もいいので。先週は大勢なので車だったが、一人のときはJRだな。熊本駅からバスで劇場へ、約20分。バスだとこのちょうど半分くらいのところに着くらしい。
さて、あのすごいセットをまた観て、じ〜〜ん。んー説明できない。煙(?)なんていうんだろう。もくもくしたもの。これがセットとあいまって実に期待感を高める。先週のきららとは客席と舞台の位置が逆?あーそうだ。舞台上の舞台なのになんて奥行きのある広くて高い舞台なのだ。西鉄よりよかったかも。今回は内容も背景もしっかりわかってたので、余裕をもって観れた。こういうとこがロングランや再演のいいところなんだろう。1999年初演ということで、この初演の舞台や2002年の違う演出家による再演などを観た方々が今回の公演についていろいろ厳しいことを言われてたが、やっぱりこれはすごい話でいい役者たちによるおもしろいお芝居だった(私にとっては)古池記者は偶然葉山さんで、西鉄のときにみた藤原さんと比べてより日本人らしさが表れてると思った。華玉木の演舞や時々くちずさむ歌がとても心に残った。
終了後、泊氏のアフタートーク。帰り時間を気にしつつ残る。IRONについて少し語ったあとすぐに質問コーナー。これがおもしろい!!つぎつぎに出てくる質問がもう個性的!地元に残るか東京に出るべきかという人生の選択を決定させる一言をくれ!と迫る女子大生。それに対して自分の経験を話しアドバイスとする中年の紳士。普通の観劇者や飛ぶ劇に入りたいという子、直球すぎるお芝居で好感は持つけど東京なのでは大丈夫なのか?とか・・きわめつけがここにある写真(と上を指差す)は誰ですか?と・・もちろん答えは○○○でした。わかりやすい。サミットを見損なったので、今日のアフタートークは幸運だった(^^)
熊本といい北九州といい、なんか盛り上がってる。観客も俳優も劇団もそして地域も。福岡負けてられませんよ!といって私は何をできるだろう?
行き帰りで本を2冊読めた。これも遠征のおいしいとこ。「変身」はちょっと遅いけど。帰りに朝日新聞のナガトモさんとお会いした。あちらはお仕事だけど、こちらはお遊び(^^;あきれてるだろうな〜

変身 (講談社文庫)

変身 (講談社文庫)