「詩人の恋」 ももちパレス

teru10162006-10-14

18時半〜 市民劇場会費月1800円 加藤健一事務所
「詩人の恋」はシューマンがハイネの16編の詩に作曲したもの、連作歌曲と言うらしい。この歌曲をめぐって現役を過ぎた歌の教師であるマシュカン教授とスランプピアニストのスティーブンの織り成す二人芝居。聞いただけで地味そうだし、加藤健一の名前は知ってても初めて観る劇団だし、そんなに期待してなかった。最初が下手っぴーなピアノをひくマシュカン。え?これは喜劇か?と予感するくらいにわくわくのスタート。仏頂面のスティーブンが入ってきてますます楽しい♪テンポの早いやりとりで、どんどん舞台に入り込む。スティーブンのピアノ、マシュカンの歌のすごさ!!音楽劇と銘打つだけあって素人ではない。これだけの役者で演奏も歌もすばらしい人をあまり観たことがない。加えて、二人の個性の強さにとても心ひかれる(*^^*)  休憩中にあわててパンフレットを買う。800円だけど、とても内容がある。写真ばっかりのつまんないパンフもいつも買ってしまうのだが、これはとても読み応えがあった。オーストリア、ウイーンが舞台になるのだけど、ドイツの背景がばりばりで二人の生い立ちやドイツ語の歌や台詞。いまわしい戦争の時代の名残。私は一番!歴史が苦手なのだが、舞台を観出して、それじゃあかんと思うようになった(^^;; レ・ミゼラブルエリザベート、マリーアントワネット、ミスサイゴン・・・背景がわからないと感動も薄れてしまう。勉強しなくちゃ・・・  ドイツ語は実は第二外国語でとってたのだが、まったくわからない(^^;;「アインツバイドライ・・」「イッヒリーベディッヒ」覚えてるのは学生の必需品だけw そして、後半の重い内容にも心奪われ感動してしまった。 終演後、サインと握手をしてもらう(*^^*)魅力的な二人だ♪加藤健一と畠中洋。ロビーでみたら小さいのだ。でも舞台でなんと輝いて大きく見えることか!!舞台はすばらしい!!!(^^)v