「地下鉄1号線」 福岡市立中央市民センター

2019年9月18日(水)

18時半~ 演劇の映像を観る会

韓国ロックミュージカル「地下鉄1号線」
(原作:フォルカー・ルードウィッヒ、作・演出:キム・ミンギ、2001年、143分)

ソウルのハクチョン劇場制作による1994年初演のミュージカルで、
ソウルの地下鉄1号線を舞台に、様々な人々の人間模様を、
ロック・ミュージックを基調としたパワー溢れる音楽にのせて生き生きと描き出す。
原作はドイツ・ベルリンの劇団、グリップス・ティアター制作による
同名のミュージカル “Linie 1”で、1986年にベルリンで初演された。
今回見る韓国版「地下鉄1号線」は、作曲家・演出家のキム・ミンギが、
ソウルの地下鉄1号線を題材に書き替えたもので、
地下鉄の車内と駅構内で繰り広げられる人間模様という構造は
ドイツ版を踏襲しているが、内容はソウルの物語として完全に作り変えられている。
(薙野さんのレジュメより)

2001年の作品ということで、映像的にちょっと古い感じがしたけれど、
役者の歌はかなり上手い人もいた。
字幕なので、どうしてもそれを追ってしまうけれど、雰囲気は伝わってきた。
日本公演の映像だったからかもしれないけれど、日本語のセリフが少しあったし、
相撲?を表現しているところもあった。

主役の女の子は歌は激上手ではなかったけれど、素直で優しく、それでいて
強い中国人を演じているようだった。
劇団四季野村玲子さんに感じが似ていた。
ユタと不思議な仲間たち」の小夜子のおさげ髪を思い出す。
よくみれば似てないんだけどね^^;

登場人物にはいろいろんな背景があって、暗い世相を反映していたけど、
「生きる」ことへの賛美をロック音楽に乗せて訴えているようだった。

会場では映写機の都合で1時間しか観れなかったのだけど、
録画したものを頂いて、家で観た。
ミュージカルというより、質のいいストレートプレイのイメージがした。
ロック音楽も聞きにくいレベルではなかった。

劇団四季に来ている韓国の人をみればわかるけれど、非常にレベルが高い。
本場でのミュージカルも盛況だと聞く。
早く韓国に行ってみたいのだけど、なかなか勇気がでない。

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