「大陪審」 北九州芸術劇場小劇場

19時〜 3500円 劇団 衛星 
仕事がなんと5時前で終わったので快速電車で北九州へ♪ひさびさにローカルな列車に乗って旅気分だった。初、劇団衛星はとってもおもしろかった!! チケットからして法廷へ誘う葉書風、もぎりの女性もなんだか妙なことするし。。 最初から舞台にいた女性がおもむろに前説風挨拶。ここは法廷で私達は陪審員候補らしい。自分は候補に進行を説明する裁判進行官だと言う。何か言う度に「守らない場合は○○年以下の懲役、○○円以下の罰金」と宣う。 笑いがおきる。劇場パンフはA4を半分に折った白黒のものがあったが、目をひいたのは緑色の「法廷ガイド」。副題に『大陪審制を用いた特設分離法廷[特分法廷](民事)裁判/陪審員候補者の方々へ』とある。中には特分法廷の説明と本日の進行表、及び陪審員法が書かれている。なかなかおもしろそうでわくわくするo(^^)o あなご丼を食べてお腹を壊したサラリーマンが、仕事や恋愛に影響のあったとして、それに対する慰謝料請求の民事裁判である。話だけ聞けばばかばかしいコントと言ってもいいような内容なのだが、陪審員制度に関するお芝居なのでそのおもしろさが倍増している。原告、被告双方の弁護士がまたおかしくてちょっとやりすぎなような演技があったけど、それも結構効果的だった。そして、ラストにどんでん返しが用意されていて、はぁ??っとなったのもやられたー!って感じ。ちょい役だけど、飛ぶ劇場の藤原達郎さんが出演、クレーム処理係りのサラリーマンって感じがよく出ていた。全ての審議が終わったあとに私達陪審員候補(観客)は勝訴がどちらかを書いたメモを提出。集計の結果で裁判の判定が決まるというわけだ。負けたほうがちらしの束をロビーで配る係りになっていて、今回負けた原告側の役者さんはぶつぶつ言っていた(笑)「大陪審」今年観た中でも上位にくるスバラシさ、と言うか好きな舞台だった♪帰って、陪審制度や2009年から導入の裁判員制度をいろいろ調べて、奥が深いことに感心した。ノーチェックだったが、劇団衛星・・・また観たい(^^)v