「ワールド・トレード・センター」 北九州芸術劇場小劇場

teru10162007-11-18

14時〜 3000円 燐光群
2001.9.11 私は偶然TVの前にいた。たぶん速報で流れたのではないだろうか? まず、ワールド・トレード・センターに飛行機がぶつかったという情報だけ。そしてすぐ(まさしくすぐ!)に例の映像、飛行機が建物に飴細工のようにぐにゃりと突っ込んでいくもの。最初は冗談か、どっきりか、ドラマか、映画か、全く事故の実感がなかった。そしてただ事ならないと思った瞬間、別の飛行機が同じビルの反対側に突入。これは事故じゃない!ニュースも最初の事故論からテロの可能性を指摘し始め、さらにペンタゴンに飛行機が突入。日本人のほとんどが特攻隊を思い出したと思う。単なるテロではない、民間航空機を使った自爆テロ同時多発テロ。うわ・・これ最悪だよ、と思った。それからずっと特別番組が続きずっとTVの前。日本人の会社も多く入っていたらしい。ものすごく長い1日だったような気がする。WTCが窓から見える位置にあるビルに入っている日本の雑誌編集部が舞台である。作・演出の坂手洋二さんもニューヨークで雑誌に長く連載を書いていたので、体験談も若干入っているようだ。編集長にコント赤信号小宮孝泰、芝居もするとは思わなかった。あと役者の役(?)だったかエド・バサロ、オフブロードウェイ主体だがけっこういろんな舞台に出ているのがびっくり。この作品だから効果的に外人を使ったのだろうな。30代〜40代といった燐光群の役者さんが上手い!こういう芝居を観るから演劇から離れられないんです。事実を細かく伝えるのがメインでこれからそういったテロに対してどう対処していくのかということまで及ばなかったが観て本当に良かったと思える公演だった。これも星野さんに誘っていただいた公演。見逃すところでした、いつもありがとう(^^)