リンクシアター〜演劇上映「ロマンス」×パネルトーク 大野城まどかぴあ大ホール 

teru10162009-01-18

14時〜 1800円 ゲスト 井上芳雄扇田昭彦
去年から心待ちにしていた。 1月からのミス・サイゴンにあわせて、井上くんを呼ぶなんて、まどかぴあもやるなぁ〜  東京から呼ぶよりうんと安くあがったに違いない。 けちくさいことを言うようだが、これって作戦だと思う。 今までのリンクシアターもゲストが素晴らしかったと思うし。 これからも続けて欲しい。 井上くんのミュージカルしか見たことのない人たちも、歌が少しのストレートプレイのこの「ロマンス」も気にいってもらえたようだ。 これで演劇をもっとメジャーなものにできるといいな。 ロマンスはチェーホフを各年代ごとに四人の男優が演じる。 青年チェーホフ井上芳雄、中年を生瀬勝久、壮年を段田安則、晩年を木場勝己、それぞれに味のあるチェーホフで彼のこだわりがとことん感じられた。 チェーホフの妻オリガクニッペルに大竹しのぶ、妹マリヤに松たか子。 もう豪華すぎてくらくら。 二人ともとても魅力的でこれぞ演劇の醍醐味、主演も助演もとれる役者とはこういうものなんだ。。 松たかこの涙が一筋流れるのを見て心から感動した。 高麗屋っ!! 歌も松たか子は上手かった。 大竹しのぶもそれなりに・・w ボードビルが大好きでボードビルを心から愛したチェーホフはきっとこの楽しい伝記劇(?)をみたら喜んだことだろう。 もっとおれはボードビルだ!と言うかもしれないが。 休憩をはさんで3時間弱だったが、全く長いと思わなかった。 スバラシイ・・・・生舞台が観たかったな。 トークでは扇田さんがナビゲーター、本当にいつもやわらかくて話しを聞きだすのがお上手だ。 こういうところが劇評にも表れていると思う。 ミュージカル贔屓のような気がするので好きなのかもしれないが。。。 まずロマンスの稽古のことなどを聞いて、台本が2日前にできあがったとか、ロングランの途中で飽きてくる、とか危ない話しもたくさんだった。 初演と終演の時間が30分も違っていたそうだ。 また井上くんのミュージカルへのきっかけが四季のキャッツを観てということを聞いて、「四季に入らなくてよかった」とか爆弾発言も出た(w  いいんだけど・・・一回四季に入ってみるのも社会勉強になったかもよ。 あとは今出演中の博多座ミス・サイゴンについて。 最後に観客からの質問を集めてその中からいくつかを質問。 ミス・サイゴンでの苦労話しや、博多座について。 福岡について、TVドラマについて、ロマンスの共演者について、キスシーンについて・・・ けっこうたくさんとりあげてくれて最後にペア一組のミス・サイゴンのチケットのプレゼント抽選。 いいな〜当たった人。 ウン万円、ウン万円って井上くん言ってたけど、ほんと高いんだよね、サイゴンのチケットは。 公演終了後にかけつけてくれたにもかかわらず疲れた顔ひとつ見せずに笑顔でトークを終えた井上くん。 さすがプロ。 まどかぴあでは珍しいだろう出待ちの列の横を通りふんわか気分で帰途についた。