「沈まぬ太陽」 映画 

teru10162009-10-28

1000円  
レディースデイ、最近映画を見ていなかった。 公演が多かったせいもあるのだけど、ずっと行かないと入りにくくて(不登校かい(^^;;)というか何を見たいかわかんなくなったというのもある。 演劇ならなんでも、時間さえあれば行くことにしているので考えなくてもいいんだけど、映画は見ても1ヶ月に1本程度だから、何を見るかすごく悩む。 で、結局はネットの評価を参考にして行くことが多い。 この作品やたら長いということは聞いていたけど、渡辺謙が好きだし、山崎豊子はたくさんは知らないけど、「白い巨塔」「大地の子」がとても好きだったので、これにしようっと決めた。 平日にも関わらず、観客は多かった。 だけど、年配の夫婦と女性がほとんど? あまり若者向けじゃないのかもね。 国民航空の企業内事情、及び航空機事故と結びつけて企業体質、その中にあって労働組合幹部であった恩地元の10年間の経営側との確執、彼の家族との関係や心情の変遷、同僚の心変わりと部下との交流。事故遺族たちとの関わり・・・・・ 原作はかなり長いものだったらしいので、よくぞこれだけにまとめたというのが第一印象。 3時間10分は決して長くはなかった。 休憩10分は観客の年齢層を考えて妥当。 企業や政治の難しい話はわからないのだが、よかれと思うことが人や立場によって違うのは切ないと思った。 それは仕事に限らず、家庭や地域に関してもそうだ。 また、愛は人を救うとばかりは言えないものだということも実感。 もちろん我が家もそうだ。 それから航空機事故を違う視点でとらえた書物は何冊か読んだし、映画もこないだのクライマーズハイでは新聞社の立場を見た。 しかし、加害者側の立場から見たのは初めてかも。 いくら自動車事故のほうが多いとは言っても、大惨事になる航空機事故はやはり見ててつらい。 あとはあちらこちらの場面で、プチ感動。 故山田辰夫さん出演場面、ラストで上川隆也さん出演場面、アフリカの太陽もよかった、象を撃つところも。 パキスタン、イランはちょっとなじまなかったけど。 三浦友和は目立たない役者だと思っていたけど、なんだかいい感じになっている。 香川照之も良かった。彼は映画のほうがいいな〜 終わってぱらぱらとだが、拍手が起こった。 私もお芝居のくせでいつも拍手したい方だからうれしかった。 ○ALは実際でも非常に窮地に陥っているが、客商売の企業はやっぱ客第一安全第一で頑張ってくだされ(と思う) 飛行機大好きだから。