「青空」 ぽんプラザホール

teru10162009-11-14

19時〜 2000円  宮崎◎まあるい劇場公演
うわさの永山作品を初めて観た。 衝撃的だった。 感動なんてあまっちょろい言葉が打ち抜かれるようだった。 障がいのある人とない人が共演するということだけは聞いていた。 だけど、演劇ができるくらいだから・・・・と、軽く考えていたら、半分が車椅子、その半分が電動車椅子。 たとえ一見して普通であっても、体内の健康に問題がある人、心に痛みを感じている人などがたくさんいる今の世の中、障がいがある人とない人の区別はますますぼやけてくる。 そもそも区別する必要はないのだろう。 自分を大事に、相手を大事に、そういう世界に自然になっていかなけりゃ。 老いとかメンタルヘルスとかに今、現実問題としてかなり関心があるので、なんだか観るべくして観たという感じだった。 内容はつぶれかけたプラネタリウムをめぐってさまざまな人々の出入りや関心をアーティスティックに表現したものだと認識したけど、違うかもw 好き勝手にいろんなことをやってきた割りに、私はがんじがらめに常識にとらえられていて自由な発想ができない、あんなにことばを一生懸命発したことがない、あんなに一生懸命動いて表現したことがない。 吊り上げられた曲線の電球や、椅子、ときどきまっすぐに落ちてくる砂。 とても自由だ。 帰り道、青空ならぬ、夜空を見上げながら、いろんなことをまっすぐに考えた。