「快楽亭ブラック 毒演会」 シアターあんみつ姫 

teru10162010-06-20

14時〜 2500円  HiRoBaプロジェクト
薙野さんがプロデュースした「豚とオートバイ」に続く第2弾。 ブラック師匠と懇意な薙野さんが、福岡で初めて師匠の毒演会を計画していると聞いたのがもう1年ほど前だったろうか。 その間に何本かDVDを貸していただき見たのだが、ぱっと見のグロさはあまり感じられない本格派落語という感じだった。 これなら私でも見れるかなと一安心。 ちらしやチケット、パンフ等、全て薙野さんの手作りでそのプロデューサーぶりに驚いた。 もちろん合間を縫って各所の観劇もされて。 当日シアターあんみつ姫に行くと超満員で椅子を増設、かなりの人口密度になっていた。 120人は越えてたかな? 観劇層はあまり普段の演劇では見ないような顔だったので、映画関係や落語関係の人も多かったのではないだろうか。 お題は「英国密航」他三席。 落語は演劇より動きが少ないのでとにかくしゃべりだけで想像力をたくましくしなければならない。 席は後方で前の人でさえぎられ顔は見えないし、かなりの狭いスペースに入り込んでいて肉体的にかなり厳しい状況にあった。 しかも空調ききすぎで途中もごもごと上着を着込む。 それでも話のうまさにだんだんひきこまれエロでブラックなものも多かったけど、久々楽しんだ落語だった。 本当はそのあとの飲み会に参加したほうが師匠の人となりを知ることができてもっと毒演会を楽しく振り返れたかもしれないな〜と後悔。 まくらに話していた格安ツアーのことや時間つぶしに天神シネマに入ってオカマと曹禺したことなど、飾らない性格があちこちに見られたので。 しかし、これを期に福岡公演を定着させたいと思ってる薙野さんだからきっとまた来年来てくださることだろう。 今年は博多座の歌舞伎にあわせて6月にされたようなので、来年も歌舞伎の時期にぜひおいでくだされ^^  DVDを2本購入したので見たい方はご連絡を。「破廉恥」「放禁王」それぞれ三席収録。