「大河の一雫」 大野城まどかぴあ小ホール

teru10162010-08-12

18時半〜 1000円 演劇銭団Do-リンク場
一昨年の「大河の一滴」をスケールアップさせたものと聞いた。 どんな作品だったか完全に思い出せなかったのだが、見ているうちに思い出した。 そうそう”しなの”ってすごく背の高い派手な女優さんが演じていたような気がする。 今回は割と地味で現代風な感じ。 マリーアントワネットのように定めに逆らって強いけれど悲惨な最後を遂げるような女。 時代物が苦手な私でもわかりやすかったのはオール創作だからなのかな? 藩主の息子忠清は”しなの”と”ふじ”を側室としているが本命は”しなの”のようだ。(ネーミングはたぶん林檎だw) 忠清はすごくいかれた男だった。 そういう風にバカ息子を演じてた河井さんは良かったと思う。 昔の世襲制は逆らえないものであったから逆に大変だったろうと思うが。。  結局は親からも信用されなかった忠清はあわれだったなぁ・・ 影蔵役の藤井さんはよく劇場でおみかけするのだが舞台を観るのは初めてかも。 いい味出してる。 彼の役割はよくわからなかったけど魅力のある演技でした。 個人的にはこれはしなのとふじの話だと思ってるので、その二人がとても上手で女をうまく表現しているところが全体を締めていたと思う。 割と重要なのにあまり目立たなかった虎はちょっと残念。 それからせっかくの時代劇だったのに、私の年代の客が少なかったのはなぜだろう。 絶対うけると思うのだけどな〜 まどかぴあも幅広い観客層を取り込むことが今後の課題だろう。 金銭的に余裕のある世代はいいものに出費は惜しまないと思うし。 そういえば。。。川崎さんは出てなかったなぁ。