「クオリア」 ぽんプラザホール 

teru10162011-01-22

19時〜 1500円 ノーガード
劇団池田商会のユニット、ノーガード。 2回くらい見たと思うけど、だいたいは傾向はホラー系。 もともと玉屋(コント系ユニット)から入ったので、池田商会にはいろんなユニットがあるのを知らなくてびっくりしたものだ。 ノーガードの主宰は安倍祐馬さん、玉屋ではイケメンなのに壊れたキャラをするからそのギャップがおもしろい。 作品にはこだわりがあるようだ。 クオリアのちらしは幻想的で万華鏡を覗いたかのような図面。 クオリア自体はわからなかったけど、染色体がモチーフだったのかしら? いろいろ調べても「クオリア」なんともつかめない。 「感覚」って言うのが一番わかるかな。。。 内容・・あるペンション(雪深い地域)で、大雪の時期に来た泊客と経営者やスタッフたちとの話。 経営者の今井(三原宏史)とバイトの葵(山中麻美)は大雪警報の出る日にキャンセルが相次ぐ中でやってきた客の対応に追われていた。 車椅子の男子増田(久保大輔)とスキー客の女子2名中野(都地みゆき)と清水(矢野真由美)夜に交流会を催して怖い話ごっこをする。 増田の話は嘘のようなほんとのような。。。 昔、ここに来たときに今井と近所に住む友人?藤本、上田の3人がとんでもない事件を起こしたとか・・・・ その再現話を裏付けるかのように壁に近づいた中野はその中から・・・・ 火曜サスペンス劇場のようだったが、舞台セットでは臨場感に欠けるのでせっかくの〇〇〇もあまり怖い感じがしなかったのが残念。 それよりはメイクや演技で怖さを演出できていたと思う。 特に増田役の久保さんは怨念のこもった感じがよく出ていた。 初見の山中さんはキュートで可愛い。 客演の中村さん、天然で軽い今風な男子をうまく表現していた。 でも飲酒運転はちょっとやばいです。 増田が「クオリア」のことばを出したとき、これが謎解きか?と思ったけど、それが現実とどう繋がるのかがよくわからず、頭の中がごちゃごちゃになってしまった。 本当に今井はこういうことをしたのだろうか? 中野は誰に殺されたんだろうか? そういう観客への問いかけもこの作品の意図していたことかもしれない。 心はどこにあるのだろう? 本当に信用できる人はいるのだろうか? 自分もまた信用されるのだろうか? 観劇後に友達といろいろ話しをした。