「若手お披露目シークレット実験オムニバス公演・・・ってタイトル長くね!?公演」 テアトルはこざき

teru10162011-03-27

17時半〜 1000円 演劇銭団Do-リンク場 

タイトル長いよw ちらしもなかったし、シークレットという割にはかなり大勢の人が来ていたような? 狭い会場が満席で人気と力のほどを知る。 作品は2つ。 現代劇と時代劇という組み合わせはなかなか。

『結婚式当日って新郎側が意外と大変』

結婚式の当日にいなくなった新郎。 式場サイドは大慌てで探し回ったあげく、楽屋泥棒を新郎と勘違い。 新婦も帰ってしまい、なにがなんだか。 泥棒と神父を結婚させてしまえというわけわからない展開に。 式場責任者の松浦役の森山彰さんは先日、「嘘つき鉄心」では真面目で渋い役だったのだけど、今回の役ははじけていて楽しかった。 しかし、泥棒(田丸涼介)さん、マジびんたされまくりで、かわいそうだったな。 ありえないストーリーだけど、演出がおもしろく、若手が十分に動けていたと思う。 他キャストは神父(山野祐作)式場のスタッフ(桑野友里)

『涙を抱えて、沈黙すべし』

がらりと変わって、障子戸のセットを作り、時代劇。 詳細なストーリーは忘れてしまったけど、昔の主君に使える武士たちの正義と友情、家族への愛情を若い3人の役者さんだけで十分に魅せてくれた。 とくに中岡役のごいちさんが熱演。 狭い小屋で熱い殺陣やセリフが、汗や唾とともに飛びかう。 なんだか涙がじわっと・・・ 他キャストは中岡の妻(江口真歩)友人の男(野良杉太

どちらもクライマックスシーンを最初に見せて、暗転からその場面に到るまでの経過を演じていくという手法。 あーそういうことね、と物語に引き込む演出だ。 もちろん、作品、演出も良かったけど、若手のパワーがすごい。 どんどん育っていってほしい。 ちなみに今回の公演料金の一部を東北大震災への募金とするとのこと。 その気持ちも若者らしい。