2019年10月3日(木)
19時~ 2000円(ペア券1人分) 14+
前回観たのが2016年。
でも、学校上演は2015年からずっとらしい。
とても印象的だった音楽劇で、あまり再演は観ないのだけど、
今回はキャストも変わるし懐かしい思いで観にいった。
中島敦の名作「山月記」が、現代を舞台に「音楽劇」になる。
原作の力と脚本家の力でこれだけのロングランを続けてきたのだと思う。
もちろん、演出、キャストたちの力も素晴らしかった。
前回の村上エンドウと手島サトナガも迫力があったけれど、
若い岡田、的野、両主役もとても良かった。
4人の道化たちも華やかで見事だった。
未だに、なぜサトナガは人食いトラになってしまったのかわからないけれど、
現実でも優秀な人が幸せな人生を送るわけではない
という事実を再認識した感じだった。
必死に救おうとするエンドウを拒絶しつつ、不幸な最後を遂げたサトナガは
自分をどう振り返るのだろう。
学校公演では子供たちにどういう感想を持たれているのか聞いてみたいな。
14+のいろんな試みにエールを送りたい。
余談だが、エンドウを「エンドゥー」と言うのがつぼにはまってしまったw
キャスト
サトナガ 岡田涼生
エンドウ 的野将幸
道化 富田文子、村上差斗志、ともなが舞、トクドメハルナ