「愛するに足る」 西鉄ホール 

teru10162011-12-29

19時半〜 2000円 Villeage80% 
織田慎太郎さんの作・演出。 ビレッジは作家が3人もいる。 劇団の方向性はなんとなくわかるのだけど、それぞれの違いははっきりはわからない。 わからないレベルで訴えかけてくるものはあるのだろうけど、雰囲気でしか語れないのが申し訳ない。 いずれにせよ周りに媚びない姿勢は好きだ。 今年始めの大地震を受けて、多くの芸術家(演劇も音楽もそのほかも)自分たちに何ができるかを模索している。 具体的に支援金を捻出するグループもあれば、災害をテーマにみんなにともに考えることを訴えるグループもある。 なにかしら考えるところがあって作品が作られていると思う。 それを観る私たち側も真摯に受け止めて考えていくことが大切なのだと思う。 
この作品は特に災害のことを受けて、という書きかたはされていなかったけど、挨拶文には表れていた。 「日常」についての考察、公演はちょっぴり「非日常」的な演出の作品だったけど三方向で違う芝居をするとか、三方向で同じ芝居をするとか、ダンス風な動きを入れるとか、口語調であるとか、ビレ8らしさに新しさが加えられて面白かった。 ボレロの音楽が良かった。 より多くの人の心に響くような芝居をこれからも作っていってください。