「十二夜」 アミカスホール

teru10162012-03-10

18時半〜 ペア券一人1300円  劇団天地
原作:シェイクスピア、脚本、演出:原大介
以前、蜷川十二夜を歌舞伎で見た。 それは歌舞伎版に改変してあったので、原作の雰囲気はあまりつかめていなかったかもしれない。 尾上菊之助の二役だった。 天地の十二夜は、たぶん原作に忠実に作ったものだと思われた。 「坪内逍遥版」とあるが、いろんな脚本があるのかな。シェイクスピアらしく、軽快でおもしろおかしく、そして感動できる内容だった。 歌舞伎に比べたらかなり感情移入しやすかったと思う。 
船が遭難して分かれ分かれになった双子のセバスチャン(原大介)、ヴァイオラ(小峰真梨子)がさまざまな苦難を乗り越えて、奇跡のような再開をはたし、それぞれ見事にステキな相手とハッピーエンドというお話☆  最後の再開のシーンに至る部分ではワクワクどきどき、そしてうるっときたものだ。 
ここは他の劇団と少し違うような作品のプロデュースをされるようだ。 観客もいつもと違う感じで小さい子どもから年輩の方までさまざま。 ちょっと最初に子供の声が響いたのはうーん。。 でもこどもたちにも観劇環境は作ってあげたいのもやまやま。 この問題はあまり深く考えると頭が痛くなるのでやめておこう。 あと、役者さんの技量に少し差があるようでちょっと残念な気がした。 また時間的に125分と長くて、集中に欠ける。 もう少し端折れる部分があったのではないだろうか〜 ちょっとお尻も痛かったし。 マライヤ、トービー、フェイビアン、アンドルーの掛け合い部分は楽しいけどちょっと長い。 肝心のセバスチャン、シザーリオの出番より多かったのでは? あとマルヴォーリオを騙すシーン。 笑えたのだけどあのくだりは長いね〜〜  ただ、前方に座っていたので、あの黄色の靴下と×の靴下止めをよく観ることができた。 言葉だけではわからないものだ。 ときどきはさむフルートの演奏、芝居のひとつに組み込んでいるのはとても良かった。 フェステの歌は・・・・男らしいけど
ちょっとはずしたところもあったようなw ロビーから会場に入るまでに各出演者のサイン入り写真が飾ってあった。 なかなか思い切った宣伝をするものだ。 こういうの嫌いではない。