「われらがヒーロー」 九州大学大橋キャンパス多次元デザイン実験棟ホール 

teru10162012-03-09

19時〜 500円  九州大学大橋キャンパス演劇部
脚本:小渕美乃理 演出:小嶋謙介
自宅から最も近い大学、たぶん福岡女学院と同じくらいの距離かな〜 自転車で10分。 気軽に行けるのは観劇の重要なポイントだ。 九大大橋は何回目かな、ソラアイの映画もここで観たな〜  芸術工科大学から九州大学芸術工学部になったので、芸術は専門分野だ。 特に映像系には力を入れているようだ。 ここの公演はオリジナルが多い。 今回は小渕さんの脚本。 ちょっとベタな題名かなとは思ったけど、こないだのナベゲンもヒーロー絡みだったし、いい作品かも。 このホールは天井が高いので舞台の上方に大きなスクリーンを設置。 そこに映像を映し出す。 ワスレナ町の役場職員の恵比寿屋(三好悠介)は町おこしの一環としてオリジナルヒーローを作りたいと学生時代の演劇部の後輩である飛鳥(岩崎ゆき)に企画を頼む。 町のためならとなんとか承知した彼女は2人でコンセプトを考えていく過程で、次々とやってくる出前の男、幸介(堂之下毅)や谷クリーンの令嬢でありながら同社で働く谷河内百合(谷水里菜)飛鳥の兄の借金をとりたてにきた修平(岩佐健太)らをヒーローに仕立て上げて構想を練っていく。 (もしかして幸介と修平は逆かも、、ちらしの顔写真が不鮮明だし、どっちがどっちだったかなーと汗)演出的にヒーローの決まりポーズでしゃべらせるのはとても面白かったし、それぞれが自分のなりたいヒーロー像なので力も入る。 問題は脚本にヤマがなくて、え?これで終わり?という感じだったのが残念だった。 アフターイベントで1シーンの生コメを小渕さんと演出の小嶋さんが行う。 これは面白かった!! いわゆる演技している役者の横や前で解説(ちゃちゃ?)を入れていくもの。 借金取り立てにきたシーンで飛鳥が動じない演技を見せる。 小渕さんも小嶋さんもすごく楽しそうでノッていた。  ちなみにワスレナ町は那珂川町の設定で小渕さんの住居らしく、ときどき出てくる「ヤーコン」は同町の特産品らしい。 名前はきいたことはあるけど食べたことがない。 外見は芋っぽいけど食べると梨のようにしゃきしゃきしているらしい。・・・・機会があれば食べてみよう。 どこも町おこしは大変だな〜