「水平線の歩き方」 ぽんプラザホール

teru10162012-05-19

19時半〜 1000円 TEAMなつめ
脚本:成井 豊  演出:田中 和弥
キャラメルボックスの成井さんの作品、絶対泣くだろうと予想していたら、やっぱり泣かせられた。
ハツシバ電器のラグビー部所属の幸一(広瀬健太郎)が、ある夜家に帰ったら23年前に亡くなった母親アサミ(堤紀子)がいた。 信じようとしない幸一に昔の話をするアサミ。 幽霊なのにお菓子は食べるわ、コーヒーは飲むわ、柿の種は食べるわw  愉快なお母さん幽霊に、幸一はぽつぽつと母が亡くなってからの自分のことを話しだす。 おじさん夫婦(山崎慎也、花田香緒里)に引き取られ、弟進太郎(植波翔)が生まれ、ずっとラグビーを続けてきたこと。 同じ職場でラグビーをやっていた友達、豊川(福岡嗣与)のこと。 足を痛めて通った病院の女医、阿部さん(矢野真由美)と付き合っていること。 引退勧告をされたけど諦められない幸一。 そこへかかってくる携帯電話の「幸一さん!!」 いい仲間や家族がいるにも関わらずずっと心を閉ざしていた幸一。 それはお母さんが亡くなってしまったことに起因していた。 それは違うと諭す母。 たとえ死んでも子供のことは気になるんだろうな〜  意外に近い水平線から母はときどき見ていたんだと。 あ、出演もう一人、豊川の妻(加藤久美子)わ、四季の加藤さんと同姓同名だ。 可愛かった。 
キャラメルらしい品のいい作品。 やっぱりこういうのもたまには観たいよね。 仰々しい演技もこんな作品だと似合っていると思う。 でもなんといってもアサミに感動。 子供を思う母の気持ちにぐっときた。 割とがらっぱちなのが私に似ている感じがしてなおさら感情移入。 まあ私は長生きしそうだけどね^^;  愛にあふれかえっていた作品だった。 現実はもっと厳しいとは思うけど。  豊川役の福岡さんは久しぶりに役者をやっているのを観たど、上手いなぁ〜〜 TEAMなつめ、次の企画も楽しみにしています(^^)v