「ピラカタノート」 ぽんプラザホール

teru10162012-06-25

19時半〜 3000円 ニットキャップシアター
作・演出 ごまのはえ
何年ぶりだろうか? ニットキャップシアター。 検索したらなんと2009年、3年前だ。 当時は斬新な作品におっかなびっくりだったのだけど、最近はそういう作品増えてきました。 中心のテーマはあるものの雑多な感覚がある作品。 じーーーっと見ていたらそのつながりが見えてくるものだけど。 ピラカタは現存する枚方市を指している。 ここは大阪と京都の境目にあるらしい。 だからなに? と言いたい気持ちもあるけど、ギンギラ太陽’sという、思い切り地元贔屓の劇団を知っているので、枚方贔屓も非難できない。 でも!やっぱりちょっと疎外感は感じた。 人工の町、歴史の浅い町、それでも人々は枚方を愛して過ごしている。 舞台は枚方の成り立ちから・・・コウノスケマツシタノカミとケイハンデンテツは枚方の数々の子供を産み、さらにマツピタ社員住宅地をつくる。 その団地にはいろんな人が暮らしていた。 障害を持った子供、不登校の子供、何事にも無関心な夫とこだわりな妻、死に際な女、他にもいろいろいろいろ・・・・ 
松下系と若干関わりのある私にはちょっと驚きな作品だった。 無論、よく言われている反発には慣れていたのだけど、実際に松下社員が多くいる枚方が舞台になるとは。。枚方付近在住の同級生もいる。 あまり阪神大震災の影響を受けなかったということも聞いている。 そんな枚方出身のごまのはえさんが淡々と描く枚方。 若い感性があった。 じめじめしたノスタルジーとは無縁なさらりとした郷愁があった。 交通事故にあったかづえが歩く様は迫力があった。 息を飲んだ。 懐かしい役者さん、初見の役者さん、誰もがユニークだった。 門脇さんは相変わらずステキな男優さんだ〜 大和タケル役の澤村喜一郎さんは気さくで物販も頑張っていた。 台本を購入した。 すぐにざっと読んだ。 これはまだ舞台のほうが理解できるような感じ^^; 役者さんって台本の読解能力半端ない。  舞台の面白さ、レゴブロック、レール、いろんな音を出す道具、カラフルな椅子、水槽、バドのラケットだ、木の人形(臭いらしい)、上方の雲。 どれもこれも雑多なのに目をひく。 無償に自分ノートを書いてみたい気にかられた。